いじめが終わった日から、僕には大きな変化が起きた。それは、友達ができたことだ。クラスでいつも浮いていた僕だが、最近ではよく人と話していると思う。まぁ、結局は佐藤くんのおかげなんだが…
「おーい、高橋!」
「何?佐藤くん。」
ある日の放課後、帰宅しようとしていたところに佐藤くんが話しかけてきた。僕は特に急いでもいなかったので、ゆっくり話を聞くことにしたのだが…佐藤くんは何やら急いでいた。いや『音』は焦っていない。焦っているというより…興奮している?どうしたんだろうか。
「高橋!お前今日カラオケ行かね?」
「え?どうしたの、急に。」
カラオケか…そういえば僕はカラオケに行ったことがなかったな。
「僕カラオケ行ったことないから、歌ったりできるか分からないよ?」
「おう!全然いいぜ!」
楽しみだな…お金も持ってるし大丈夫だろう。(まぁ…一応金額は聞いとくか…)
「佐藤くん、いくら持ってればいい?」
「ん?お前は無料だ!」
(無料?)
僕が頭に?を飛ばしていると、
「お前はいじめに耐えたから、俺達が奢るんだ!」
「俺達…?」
コメント
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高橋君にお友達ができて良かったです。佐藤君がいい人だなと改めて思いました。