山口が虐められるお話

第6話

第4話　僕、もう限界かも.......

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2022年02月20日

#ハイキュー

#山口忠

#いじめ

#暴力

#自傷行為

🍎アポーさん🍎

続きです！今回から自傷行為の表現が含まれます。『無理！！』と言う方はリターンプリーズ！

大丈夫な方！それではどうぞ！！！

文章能力そこら辺に

落ちてませんかぁー？

体育館の角から山口が殴られている姿を見て悔しそうに拳を握りしめている人物がいた。それは月島だった。

月島side

山口がバットでずっと殴られている姿に我慢ならず『山口に何してるの。』と言いかけたその時。

『月島が可哀想‪w』

『あんな事言っちゃって山口最低』

『月島深く傷ついたんじゃない？』

とモブ男達がそう言いながら山口をバットで殴り続けていた。

自分があんな事言ったから山口は殴られているのか？自分は山口の助けになれたらと思って言った事が暴力をエスカレートさせているのか。ならここで山口を止めた所でまたモブ男達に殴られ続けるのか？自分のやった事全てが山口にとっては迷惑な事になっているのか？そう考えると怖くなってしまい、走って家に帰ってしまった。

山口side

ツッキーは心配して僕に声を掛けてくれたのに、突き放すような言い方をしてしまった。もうツッキーに顔向け出来ない。そう思いながら顔を下に向けたまま歯を食いしばって無言で痛みに耐えた。

今日はいつもの倍の時間殴られて続け、地面に横たわったままだった。

今日は家に誰も居ないからゆっくり歩いて帰った。冷蔵庫の中に夕食が入っていて、食欲はなかったけどお腹は空いていたので無理矢理口の中に入れたた。その後すぐに気持ち悪くなってそのまま吐いてしまった。

胃の中のものを全部出してフラフラになりながらベッドに倒れ込んでそのまま寝てしまった。その日に見た夢は最悪だった。

僕はやっとみんなに追いついてバレーをしようと思ったとき。ツッキーに拒絶された。すると日向、影山、田中先輩と1人、また1人と拒絶された。そして最後澤村さんに

『お前の居場所はもう無い。』

と言われてそこで夢は終わった。

『っ！！！！』目が覚めた時、汗はびっしょりとかいていた。

ベタベタして気持ち悪かったのでお風呂には入って、もう1回寝ようかなと思った時。

自分の机の上にカッターが置いてあった。いつ使ったかな？と思いながら引き出しの中にしまおうとした手が止まる。

そういえば、○○がリスカをしてる時ってどんな感じなんだろ！って言ってたな。あの時は軽く流したけど、どんな感じなんだろ。

椅子に座ってカッターの刃を出して手首を切ってみる。血が思ったより出て最初は驚いたけど、特に何も感じなかった。夢の中で『お前の居場所は無い。』って言われたけど本当にそうなるかもしれない。そもそも自分の居場所ってあったのかな。

あー、これが病んでるって言うのかな。ﾎﾞｿﾘと言ってもう1回切る。血はさっきよりは出なかった。独り言のようにﾎﾞｿﾘ、ﾎﾞｿﾘと言いながら2回、3回と手首を切る。気付いた時には手首が傷だらけだった。何秒か自分の手首を見て、机に顔を伏せ、

『自分もう限界かも…….』

山口の目からは涙が零れた。

ツッキーはきっと自分に対してとても怒っているだろう。小学生の時からツッキーはカッコよくて自分の憧れの姿でもあった。ツッキーにバレーを教えて貰って、自分と友達にもなってくれた。ツッキーには本当に感謝しか無い。でも自分がこの関係を壊してしまった。ツッキーが自分から離れ、心の中にポッカリと穴が空いてしまった気がする。

『ツッキー、ごめん、、、ごめんなさい、、、、、、、』

ずっとごめん、、と言いながらしばらく泣き続けた。そして、いつの間にか寝ていた。

朝になって制服に着替えている時、手首をどう隠そうか。と思った。包帯だとすぐにバレちゃうし、絆創膏もなー…….

あ、そういえば、お父さんの

腕時計があったはず。。。

あっ！あった！！見た目も綺麗だし、これ着けて隠そう。と思って手首を隠すように腕時計をつけて学校へ向かった。

教室の中にはまだツッキーは来ていなくて席に座ったあと、クラスメイトが自分に声を掛けてきた。

『あれ！山口って腕時計付けてたっけ？』

『いや、お父さんの腕時計がカッコよくて借りたんだ。』

『えーっ！！めっちゃカッコイイじゃん！！！』

腕時計に関して怪しまれてはいなさそうなのでホッ、と一安心した。

ツッキーが教室に入って来るとクラスメイトは『おはよー』と軽く挨拶するが、自分はずっと顔を下に向けただけだった。少し自分の手が震えている。ツッキーは自分のことをどう思っているか怖くて、目をギュッと瞑った。『その腕時計なに？』と聞かれ、答えようとするが、