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ども!咲恋です!
早速ですが本編
(∩´。•ω•)⊃ドゾー
Ifside
「はぁ…寒っ」
4月上旬。外の寒さに体を震わせる。ないこの家で勉強会をした帰りだった。時刻は午後3時。これから昼寝でもしようかと考えていると、急に地面に影が出来た。上を見あげると、何故か制服姿の女子高生が落ちてきていた。恐らく、すぐ近くの塀の上から落ちたのだろう。
「うわっ!?」
そんな間抜けな声を漏らす。彼女が上に覆い被さる形で、俺は地面に倒れ込んだ。
(ドサッ)
「!💦」
俺の上に覆いかぶさった彼女は、すぐに起き上がり、申し訳なさそうにこちらを見つめた。更に彼女はスマホを取り出し、何をするかと思うと、メモアプリにこう書いて見せた。
「〈ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。私、声が出ないのでこちらで話させていただきます。〉」
とても丁寧な文章だった。よく見ると、制服姿でも分かるくらい身だしなみが整っている。いい所の家の娘なのだろうか。だとしたらまずいことでもしたのではないか。
「いえ、俺こそすみません。お怪我はありませんか?」
「〈ご心配ありがとうございます。私は大丈夫です。では、また機会がありましたら。こちら、私の連絡先です。お怪我など見つけられましたら、こちらにご連絡ください。〉」
「あ、ありがとうございます。」
「〈では、私は用事がありますので、これで。 」
そう言って彼女は、俺とL〇NEを交換すると礼をして去っていった。彼女と交換したL〇NEの画面を見ると、奥谷葵と表示されている。彼女は奥谷葵と言うそうだ。
葵side
「…!💦」
「あっはは!笑ウケるー笑」
「きゃはははっ笑ばいばーい笑」
(ドンッ)
私の耳にドンッの音が残る。私は虐められていた。話せないせいだ。まぁ、正確に言うと違うのだが。少し高めの塀から突き落とされる。体が浮く感覚が怖い。このまま頭でも打って✕ぬのかとでも思ったが、下に人がいたようだ。運が良いのか悪いのか。
「うわっ!?」
下にいた彼は、吃驚したのか大きな声を出す。申し訳ないことをしたかな。
(ドサッ)
「!💦」
慌てて起き上がり、彼に怪我がないか探す。パッと見怪我はないようだったため、スマホのメモアプリで彼に話しかけた。
「〈ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。私、声が出ないのでこちらで話させていただきます。〉」
「いえ、俺こそすみません。お怪我はありませんか?」
丁寧な話し方だった。声も低く、聞き取りやすい声だった。私は、もしも彼が怪我をしていたらと思い、こんな文を見せた。
「〈ご心配ありがとうございます。私は大丈夫です。では、また機会がありましたら。こちら、私の連絡先です。お怪我など見つけられましたら、こちらにご連絡ください。〉」
「あ、ありがとうございます。」
彼は、少し驚いたように感謝の言葉を述べていた。私はこの若干気まずくなってしまった空間を脱出する為に、軽い嘘をついた。
「〈では、私は用事がありますので、これで。 」
その文を見せ、私はすぐにその場を去った。無理やり交換したに等しいL〇NEを見ると、Ifという文字が表示される。プロフィールを見ると、猫宮威風と書いてある。彼は猫宮威風と言うようだ。
はいここで切ります!
あと1回出会い編書かせてください!
では!
おつさこ〜!