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もう居ない君との約束

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3

3 . アイツの名前 / 俺の為に

♥

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2024年04月16日

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とーーーっても続き









今日もまた 、 夢を 見る 。











少しだけ 何時もとは違う 。









俺の目の前には 、


静まりかえっている 花畑









その奥に  、



“ アイツ ” が居た 。








スタッ











足が勝手に動く 。







“ 行かないと “





” 知らないと “




” アイツが誰か “








” 思い出さないと “






” アイツの … 嫌 、俺の為に “









後少し 。後少しで 手が届く









期待を胸に  、手を伸ばす










目の前の アイツが 振り向こうとする。















「春千夜!!!」










自然と そう 声が 出る。











手が届いた 。はずだった。













やっと 手を 掴んだと思ったら  、


あいつは 、霧に包まれて 消えてしまった







一言だけ 。聞き取れた言葉がある。







「もう一度   、   思い出の   」







” あの場所で “








ガバッッ











蘭   )   はぁッ  、はっ … 、









また 、何時もと同じあの夢


でも 少しだけ 違った 。


何故だ?



どうして?



何故動けたのか?







アイツは








どうして消えた?











俺の目に   自然と大粒の涙が溢れた













何泣いてンだ  、俺










早く 、一刻も早く






アイツを 見つけ出さないと









「思い出のあの場所」








… は 、








そう考えていた 俺の 心の中に 、





一つの仮説が 立った







” アイツはもう 、死んでいて 、







夢で 、俺に会いに来ている? “










だとしたら 、どうして俺?







何かの繋がりが …?








りんどう








自然と 名前が 口に出る。








そして 、俺が夢で自然と口ずさんだ 、










「春千夜」










竜胆 、……りんどう?







りんどうなら なにか 、








知っているかもしれない





そう思い 、俺は早足で 家を出た







つづく

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