コメント
2件
まぁ…番外編見たら綾瀬が…(T_T)
主人公君と綾瀬ちゃん好きだなぁ、、
「ねぇ、高橋くん。」
はぁ…またか…最近転入してきたばかりの綾瀬さんは、何故か僕にばかり話しかけてくる…
(めんどくさい気もしてきたな…)
僕がブツブツ考えていると、顔をグイッと持ち上げられた。
「高橋くんってば!」
「な、なんだよ…」
ボソッと呟くように言い放った。僕は正直彼女があまり得意でない…というか、苦手だ。心の声が聞こえる僕にとっては、あまり人と関わりたくないのだ。もし心の声が聞こえていると悟られたら…そんなこと考えたくもない。
キーンコーンカーンコーン
授業が終わってざわつく教室の中…僕はというとやっぱり一人で居た。このまま休み時間が終わってくれたら…いつもそう思っている。しかし…そうはさせてくれない存在がいる。そう、綾瀬真白だ。綾瀬さんは僕の机にガッと手を置いたかと思うと、腕を組み、「そろそろ話を聞いてくれても」と言わんばかりの態度で僕を見つめる。
(慣れるしかないのだろうか?)
そんなことをチラリとでも思った僕は後悔することになる…何故なら、彼女は僕が反応するまで1歩も動かず、授業が始まっても尚1歩も動かないのだ。正直彼女は頭がイカれてるのか?そう思いさえした。心の声が聞こえない彼女は苛立っているのか、楽しんでいるのか判断できない。やっぱり僕は、
(苦手だな…何を考えているんだろう…)
と思った。