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𝐒𝐡𝐨𝐫𝐭 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲

𝐒𝐡𝐨𝐫𝐭 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲

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5

Beautiful.

♥

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2023年06月13日

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目次

  1. ☀️×🍉

2.🦊×☀️

3.😇×🐰

4.🐬×🐹







1.        ☀️×🍉



日が俺の体に照りつける。


なんて暑いんだ。

8月になったばかりだと言うのに、もう猛暑である。


蒸し返すような暑さに、うちわで自分の顔に風を当てる。




長期休みも、後少し。


宿題はあとでもいいだろう。たまにはほおっぽり出してもいいだろう。





そして、カトクで、仲がいい4人に遊びの誘いを入れた。





そうすると、すぐ4人に既読がつき、遊ぶことになった。








急いで、着替え、軽く朝食をとり、家を足早に出ていく。




*




いつもの学校の時とは、違った道に少し新鮮さを感じながら、彼たちの元へと向かった。













じぇみん「おいいい。なんでこんな暑いのに遊ぶんだよ…」


ろんじゅんも同じように、愚痴っている。


「なら来なきゃいいじゃん~」

そう冗談ぽく言うと、まくひょんが微笑む。



じぇの「なら、川で遊ぶ?」


まーく「おお。丁度いいじゃん。」


そう言い、鞄をおろし、貴重品を適当に押し込み、自分たちの近くの草むらに置き、容赦なく川へとダイブした。



みんな気持ちよさそうな顔をしている。


「…ぷはぁ」


川は、少しぬるっぽいけど、暑くなった自分の体には丁度いいものだった。


じぇみん「てか、俺たち着替え持ってきてなくね?」


ろんじゅん「…え。確かに」



飛び込んで、今更、大事なことを思い出す。


まーく「え。やばくね?笑」


じぇの「草むらに座ってたら、日光照ってるんだし、すぐ乾くでしょ。」


俺は、確かに…と、いまさっき蚊にくわれた所をポリポリと掻きながらぽつりと言う。





*




数時間して、存分に楽しんだ俺たちは、乾くまで近くの公園にでも行こう。ということになり、人が一切出入りしないような、公園に足を踏み入れた。




昔から、この公園は、あまり、手入りされていなくて、俺たちが来る度に草取りとかして、なんとかこの状況をいい感じに保っている。



数時間も日の照っている下で、遊んでいたため、喉が乾いている。


なので、じゃんけんで負けた2人で買いに行こう。そういう話になったので、いいよ。と軽く乗り、じゃんけんをした。




「うわっ。。負けた。。」


みんなを見回すと、俺以外に負けているのは、まくひょんだった。




「まくひょんか~。早く行こー」


まーく「さっさと行こーぜ。」



早く買ってこいよな~。と後ろでほざいているろんじゅん達を無視して、自動販売機に向かった。




少し、公園から離れているため、少し歩く。







その間に日光が照り返して、とても暑い。


汗がポタっと地面に垂れる。



隣のまくひょんをちらっと見ると、俺と全く同じ状況みたいだ。







久しぶりに、まくひょんと2人きりになったので、話す内容があまりなかった。それに、少し2人きりは気まずい。





まーく「あのさ、」


日で照っているから、赤く見えるのか、分からないが、顔を真っ赤にさせて、こちらを向く。



「ん?」



俺は気にせず前をスタスタと歩く。




まーく「俺…好きだ。」



まったく。俺のひょんは何考えてんだ?

何の話だ?



「何が好きなのさ」



まーく「…お前が。」



「…はっ?」





あまりの動揺に目が泳ぐ。




ひょんの前をスタスタと歩いていた足をとめ、ひょんの方をしっかり向いた。





だけど、ぶっちゃけ、俺はまくひょんのことは恋愛対象としては入っていない。だけど、なんだか、最近ずっと目に入って、追ってしまう。


それに、誰かと絡んでいると、俺だけにその顔見せてくれたらいいのに…とか、意味わからない気持ちがふつふつとよく出てきていた。










まーく「…//」



ひょんは俺の返事を待っている。


照れながらもこちらを一生懸命見つめている。



「…いいよ。付き合ってあげるよ。」


まーく「…えっ、?!」










「その代わり皆には、秘密ね?」




そう言い、妖艶に微笑んだ。













2.        🦊×☀️






あぁ!!!!ろんじゅなぁ!!!助けてぇぇー!



と電話越しに叫び声が聞こえてくる。




それに、冷静に、うるさい!!と返す。





なんと、電話をかけている、張本人い.どんひょくは、課題を全て何も手を付けていないらしい。



それで、助けてくれ。と電話越しに言っている。



まぁ、、どんひょくなら…そう思っている自分がいる。





どうせ、断ったら拗ねるだろうな。と思っていいよ。と言った。









*





へちゃん「失礼しま~す。」


「ようこそ~!!」



へちゃん「意外と部屋綺麗なんだね笑」


「掃除ぐらいしてます~。それよりも、課題してないどんひょくさんには言われたくないなぁ~」


なんて言ってからかう。


そうすると、ロンジュンだって~と昔の黒歴史を言おうとしているので、殺されたい?そう言い、黙らせた。












*





初めてから、2時間。




案外どんひょくも課題を頑張っている。



僕も謎に机に向き合っていた。



少したって、どんひょくが、あぁぁ。つかれたぁぁぁ!!!!

そう叫んだ。



確かに、2時間ほぼ無言でやり続けていたので、色々と疲れた。





へちゃん「あぁ。。もういい、明日やろっと」



「絶対やんねーだろ笑」

 へちゃん「バレたっ?笑」




そう言い、ケラケラ笑うドンヒョク。




そのドンヒョクが可愛らしく見えてしまったのは、気の所為であろう。






へちゃん「あっ!そうだ。前ろんじゅんが言ってた、学園ドラマ借りてきたよ。」



そう言い、僕にDVDを差し出す。




これは、僕が、昔からこの映画見たい~と駄々を捏ねていた。



「お前神ぃぃぃ!!!」



そう叫び、どんひょくの頭をわしゃわしゃしてやった。







*





映画も終盤。感動シーンがやってくる。





チュッ




テレビの中の、主人公と、男がキスをしている。


悲劇のヒロインと、生徒会長のなんでも出来る男。




キスシーンは案外長くて、直ぐに、目を逸らした。



そのキスシーンはまだやっていて、さすがに気まずくなって、水を飲んでくる。とどんひょくに言った。












ガシッ





ドンヒョク「…何やってんの?笑」



ドンヒョク「もしかして、キスシーンのこと?」




ドンヒョクに僕の気持ちが見透かされたかのようで恥ずかしくなって顔を赤く染めた。



 

「いいからッ。離して」



そうすると、手を掴む力は更に強くなる。



ドンヒョク「俺らもする?」





は?んなもんするかよ!!そう思ったが、体はドンヒョクを受け入れていた。いや、逆に歓迎していた。








チュッ





それは軽く触れ合うもので、


そのキスは、甘くて、脳が蒸けるかのようなキスだった。






脳みそはもっと、ドンヒョクを求めているかのようだった。







“逃がさないからね。ろんじゅな。笑”











3.        😇×🐰







何をするにも此奴と一緒で、何をしても、意見がかち合って、その時は、盛り上がった。


だけど今では、当たり前で、今では、世間で言う、アイドルになって、それも同じグループに所属している。



そんな俺だが、疲労とストレスが溜まり、倒れてしまった。


大したことではなかったが、少しだけ休みを貰うことになった。




その休暇はみんなが頑張っているのに俺だけ頑張っていないというかのように、罪悪感を感じさせた。













そんな休暇の中、じぇみんが、やって来た。





じぇみん「お疲れ様。じぇのや。」



じぇみんは目の下にくまを作って、やせ細っている。



みんな忙しいんだ。なのに、俺のために時間を使ってしまっていいんだろうか。

この休暇のうちに俺は、ポジティブだった思考が、一瞬でネガティブに変わった。それに、心配性でめんどくさい奴になってしまった。


だけどじぇみんは俺の話を真剣に聞き、たまには、相槌を入れて、静かに聞いてくれた。



そんなささやかなことが、俺への安心の1歩に繋がった。



「…ありがと。」



いつもは、恥ずかしくて言えないことも、今のうちに吐き出してしまおう。そう思った。




じぇみん「…いえいえ。こちらこそ。」



「…じぇみな。帰りな。くま酷いよ。」




じぇみん「…」



じぇみんは黙りこくって下を向いてしまった。




「…え。なんかごめん。大丈夫?」


そう言い、肩に触れると、ふと顔が上がる。



じぇみなは、顔を赤らめ、目に大粒の涙を貯めながら、俺に「お前がいれば俺は、なんだって出来る。」


そう言われた途端に、何もかもが、はち切れて、涙がぼろぼろと出てきた。


その涙を自分で拭い、相手の涙も拭ってやる。





*






“2人は共同体”



そんな言葉、昔は嘘だ。そう思っていたけど、じぇみんと会ってから自然的に、その言葉のことを信じていた。










 











月明かりが、俺たちを照らす。




辺りは暗く、相手の顔もよく見えない。



テラスに腰掛け、2人で昔の事とか色々思い出して、話し出す。



あまりにも懐かしくて、自然に笑顔が溢れていた。



そうすると、自分の気持ちも溢れたのか。じぇみんに告白していた。





「好きだ。じぇみんのこと。」






じぇみん「ふふ。俺もだよ。」








“俺たち共同体だもんな。”



















4.         🐬×🐹









それは自然的な事だった。




気づけば、相手を見ていて、勝手に嫉妬して、空回りしている。




それも、同じメンバーのちょんろに。




長く過ごしていた中で、僕の気持ちが膨らんできていたのである。












*



ある日の撮影。




 僕は、じぇみにひょんと組むことになった。


今回のコンセプトは、薔薇だった。




ちょんろは、じぇのひょんと。


へちゃにひょんは、まくひょんとろんじゅにひょんと。






早速撮影の時間になった。僕は、1番最初の撮影だったので、急いで服の着替えを済ませ、カメラの元へと向かった。





薔薇が床に散りばめてあり、そこに転び、写真を撮る。




コンセプトは、どちらかと言うとsexy系。








カメラの先を見ると、ちょんろは、へちゃにひょんとか、いろんなひょんと関わって微笑んでいた。



その姿を見て、少しイライラしていた。











*



撮影が終わり、ちょんろの先へと行くと、ろんじゅにひょんとなにか秘密話をするかのようにこそこそと話している。こちらからは、ろんじゅにひょんの顔しか見えない。



だが、そこから分かるのは、


ろんじゅにひょんが、ちょんろに恋をしていること。



そんな現実見たくなくて、足早に、メイクを落としてもらい、部屋を出た。








冬もやっと始まったか…と思う今この頃。






外は肌寒くて、身震いしてしまう。


少し夜の空をみつめる。




あ。今日は満月だ。




インスタにでもあげようかな…とか考えたけど、ちょんろにも見られるから、辞めておいた。












あれ。なんでまたちょんろのこと考えてるんだよ。





僕は、あいつの事なんか。。。


好きじゃ……な。。。い?



そう脳みそに言い聞かせようとした途端に、


後ろから聞きなれた声が聞こえてきた。



ちょんろ「ちそんあ。そこで何してんの」




急に背後に立たれて、びっくりした。





「月…見てた。」


ちょんろ「ふーん。珍しいじゃん。」



愛しい人も、寒いのか、肌を少し赤らめながら、空を見ている。







「月今日は、より綺麗に見えるよ。」 





ナチュラルに告白してみた。


ちょんろが分かるとかそんなのどーでも良くて。








ちょんろ「…ふはっ。笑動揺しすぎ。」



いつの間にか僕は目が泳いでいたようだった。



 









ちょんろ「まぁ。そーいうとこが好きだよ。」











“ちそんあの為なら、死んでもいいよ。”




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