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我々人類が暮らすこの世界。
宇宙は広がり続けている。
しかし我々が考える世界とは別に〈異世界〉というものが存在する。
全く違う世界線の世界だ。
さっきから世界世界うるさいって?
まぁまぁ落ち着けって
そして我々が暮らす人間界とは別に剣界という世界がある。
まぁ……この続きは後でにしよう。
仮面ライダーエクスレイド
第1話
藤崎「お、いらっしゃいませ!」
眼鏡をかけ、青いエプロンを身に纏う青年藤崎匠。彼の営むカフェ、リゼオンは今日も沢山の客で賑やかだ
藤崎「お客さん、昨晩の雪凄かったですね!」
客「ほんとそうですよ〜。おかげで雪かき大変だったんです!まだ4歳になったばかりの息子にも手伝ってもらいましたよ!」
藤崎「猫の手も借りたい……ほんとそうですね」
明るく接待しつつも料理の腕も高く、とても美味しい料理を客に提供できる彼はとても人気がある
たったったっ
階段の上を走る音が聞こえた
藤崎「おや、もう起きたのか……」
ユニ「おはっす」
彼女の名前はユニ。ユニ・エッケザックス。
剣界からやってきた名家の娘だ。
藤崎「あそこの掃除してもらってもいいかな?」
ユニ「報酬は」
藤崎「昨日貰ったあのクッキーだよ。残り全部あげる」
ユニ「ま〜じい〜?」
目を光らせたユニは頭にバンダナを巻いてエプロンを着て、ホコリ叩きを持って走る
藤崎「ここに掃除機あんのに……」
だっ……だっ……
今度はゆっくりと階段を下りる音
藤崎「あいつも起きたか」
十束「ちわ」
彼の名前は十束剣太郎。両親が亡くなってからは母親の親戚の息子である藤崎が営むリゼオンの二階に住んでいる
藤崎「う〜ん……お前は……」
十束「なんも無いなら寝ていいっすか」
藤崎「ダメだ。働け」
十束「ha?」
藤崎「ダメなものはダメだ!ほら、ユニの手伝いでもしてろ!」
十束「はぁ?壁に落書きしてんの手伝えと?」
藤崎「何言ってんだ?」
十束「見てみろよ!!」
十束がユニの方を指さす
藤崎の目に映ったのは歌いながら壁に絵を描いている少女だった
藤崎「何やってんだお前ぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええええっえっ……ゲホッ!」
ユニ「んー?」
十束「んじゃねぇよ」
藤崎は怒りのままユニに向かって走る
藤崎「コロス」
ユニ「こぼす?何かこぼしたの?」
藤崎「黙れ」
ユニ「なんか今日変だよ」
藤崎「貴様が言うなぁぁぁぁあ!」
藤崎がユニに殴りかかるのを十束が止める
十束「女に手あげるとかおもんないぞ」
藤崎「面白さ求めてねぇよ」
渡海「あの……」
実は客として待っていたカップルがいた
藤崎「ふぁっ!?」
十束「客いたじゃねーかよ、ま、全部見られてたって訳だな」
藤崎「あっ……あれはっ……えっ……演げっ、しば、芝居……?いや演劇か……まぁその……れ、練習ですよぉぅ?」
渡海の恋人「悠、帰る?」
渡海「大丈夫」
カップルは少し困惑していた
藤崎「お客さぁん?ご注文は?」
渡海「じゃあ……おすすめで」
藤崎「あなたは?」
渡海の恋人「自分もそれで」
藤崎「はいはーい」
影で見ていた十束とユニが話す
ユニ「あの二人完全に引いちゃってるよ……」
十束「まぁあいつは……あいつだし?」
ユニ「ってかあの二人なんか話してない?」
十束「掃除するフリして……聞いちゃうか?」
ユニ「おっけ〜」
十束とユニは箒などを取り出すと自然にカップルに近づく
渡海「なんか最近変な怪物の噂があるみたいだよ?」
渡海はそう言うと飲み物を飲む
渡海の恋人「そんなのいる訳ないよ」
恋人は疑いながらパンケーキを斬る
渡海「同級生の家が火事になったのも怪物のせいだって」
渡海の恋人「どうしてそんなことがいえるの?」
渡海「だって明らかに人じゃない人型の……何かが見えたって言うらしいし」
渡海の恋人「特徴とかあるの?」
渡海「う〜ん……」
十束とユニは急いで掃除用具入れの方に戻る
十束「あれ絶対ブルートじゃ……」
ユニ「だよねだよね!」
十束「ま、そろそろニュースにでも出るんじゃね……?」
ユニ「公に活動し始めるとはね……」
少ししてカップルが帰ると
藤崎「全く……ラクガキちゃんと消せよ?」
ユニ「消したよ?」
藤崎「そんな短時間で……ってほんとやん!」
ユニ「でしょ?」
十束「(俺がほとんど消したんだけどな……)」
ユニ「仲直りしたんだしテレビみよーよ!」
藤崎「誰が仲直りしたとでも?」
十束「(何様だよ)」
テレビをつけるとニュースが流れた
アナウンサー「速報です。街中に怪物が現れました!」
藤崎「!!!!!」
十束「やっぱりな」
ユニ「行こっか!」
二人は店を出て行った
藤崎「お前らどこ行くんだよ!!!」
その頃バイクで旅をしている青年がいた
邂平「やっぱり今日は寒いな」
邂平がバイクに跨り信号待ちをしていた時だったセラセニアブルート「よぉ兄ちゃん。そのバイク触らせてくれよ」
邂平「うわ!!怪物!?」
セラニアブルート「暇だしお前のバイク芸術品にしてやるよ」
セラニアを模した右腕から黒い矢を放つと邂平のバイクがジリジリと音を立てる
邂平「何だよこれ……」
セラニアブルート「お前のバイクは今時限爆弾と化した!15秒ほど経てば爆発だな!ははっ!」
邂平「お、おい!なんだよ!」
ジリジリジリジリ
音が早くなっていく
邂平「やめろぉぉぉぉお」
爆発しそうになった瞬間だった
ユニ「とぁああぁ」
ユニが邂平を抱いてそのまま転がる
バァァァァアン!
バイクが大爆発した
邂平「俺のホンダが……おい!離せ!離せよ!!!」
ユニ「嫌!あたしがまもるんだから!」
邂平「おい!落ちるって!」
ユニ「え?」
その瞬間だった
二人は転がりながら爆風によって穴が空いていたガードレールから崖に転落した
2人「うわぁぁぁぁぁぁぁあ」
ヒィィィイン
馬の鳴き声がした
少し機械っぽさのある音だった
ユニ「うわあぁぁぁあ!落ちる!落ちてます!今私は落ちてます!」
ユニはバタバタしていた
しかし落ちていなかった
白い機械でできたような馬の上に乗っていた
邂平「助かった……」
ユニ「まさか剣太郎……」
リゼオンにて
十束「お前馬鹿なの?」
ユニ「は?あたしはブルートから庶民を守る正義とジャスティスのヒーローなのです!」
邂平「ブルート?」
十束「(ジャスティスも正義もかわらんだろ)」
ユニ「うん。ブルート。剣界にいる悪いやつって……行っても伝わらないか。とにかく本来ならこの世界には来ちゃいけない存在なの。」
邂平「なるほど?」
少し不安げに返事をする
十束「とにかく倒さなきゃいけないんだよ。ってかお前客でもないんだから早く帰ってくれないか?」
ユニ「ちょっと!冷たくない?」
とある一軒家の一室にて
葵「やっぱりシアちゃんは可愛い!!!これ絶対私の為に生まれた子だろ……」
そう言うとひたすら抱き枕を抱きながらまわりに陳列してあるフィギュアを見渡す
バァァアン
ドアを蹴り飛ばしセラニアブルートがやってきた
セラニアブルート「よぉ!姉ちゃん」
葵「誰!?」
セラニアブルート「イイフィギュアもってんねぇ」
セラニアブルートは陳列してあるフィギュアを手に取るなり一つ一つバキバキに折る
葵「嘘……あっ……あっ……」
ガクガク震え倒れ込む
セラニアブルート「いい枕もってんねぇ!貸せよ」
葵「嫌だ!やめて!」
セラニアブルートは抱き枕を奪うとビリビリに引き裂く
セラニアブルート「大丈夫だ。人間死ぬ時が1番気持ちいいらしいしな!」
セラニアブルートは壁に貼ってあるポスターも破き、葵を右腕で抱きながら窓を突き破り近くの公園に飛び下りる
セラニアブルート「最期くらいこの美しい青空見とけよ見とけよぉ」
葵「……」
気絶していた
セラニアブルート「嬉しいダルォ?」
一方、剣太郎とユニは邂平が被害にあった場所に向かう道中、葵が連れ去られた公園に着く
ユニ「アイツ……」
十束「よし、行くか!」
十束はバイクを止めるとセラニアブルートの方へ走る
十束「おらっ!」
シャキィィイン
斬撃音が鳴り響くとセラニアブルートは反り返って倒れる
十束「こっちが言わせてもらうぜ……よぉ兄ちゃん」
セラニアブルート「てめぇ貴様ァ!……この小娘がどうなってもいいのか!!……ってあ!!え!!居ない!居ない!なんでですかぁぁ⤴︎︎?」
セラニアブルートがパニクりながら葵を探す
十束「ユニ、そいつを頼んだ」
ユニ「らじゃー!」
ユニは葵の腕を掴んで遠くへと運ぶ
セラニアブルート「全く……来るならもっと早く来いよ、変なタイミングできやがって……」
十束「ヒーローは遅れてくるんだぜ?」
セラニアブルート「お前みたいなやつがヒーロー?ふざけるのもいい加減にしやがれ!」
セラニアブルートは怒ると右腕を十束に向ける
セラニアブルート「ま、ヒーローさんもここでおしまいだな」
右腕から黒い矢を放つ
それを避けるとエクスレイドライバーを取り出す
十束「ここからが本番みたいなもんだ」
十束はエンブレム型の変身アイテム、ライドエンブレムを取り出すとボタンを押す
<ライドホース!>
馬の鳴き声のようなものが聞こえる
十束はエクスレイドライバーにライドエンブレムをセットする
<エンブレム、セット!>
待機音が流れる
十束「変身!」
エクスレイドライバーに着いているボタンを押す
<エクスライド!>
<ライドホース!>
十束の体に光の欠片のようなものが集まり素体を形成する
そして機械のようなもので出来た白い馬がやってきて体を分解してアーマーになった
エクスレイド「俺の名前は仮面ライダーエクスレイド……お前の心に刻んでおきな!」
セラニアブルート「なんだお前……生意気だなぁ!」
セラニアブルートはエクスレイドに向かって突進をする
エクスレイド「はぁっ!」
エクスレイドは上手く突進をかわすとセラニアブルートを蹴る
セラニアブルート「なんだこいつ……強ぇ!」
エクスレイド「まぁな!」
エクスレイドはセラニアブルートの方に助走をつけて飛び、セラニアブルートを殴る
セラニアブルートも起き上がりエクスレイドに何発もパンチを与える
エクスレイド「はぁっ!」
エクスレイドはとても重いパンチを与える
セラニアブルート「ぐひっ!」
エクスレイド「まだまだいくぜ?おらっ!」
セラニアブルートに向かってキックをする
セラニアブルート「ぬわっ!」
エクスレイド「次はこいつだ!」
剣を取りだしセラニアブルートを斬る
何度も斬る
セラニアブルート「なんだよお前……俺に恨みでもあんのか!」
エクスレイド「なんも」
セラニアブルート「ならこんなことしなくていいだろ!」
エクスレイド「なんとなくだよ!」
エクスレイドはセラニアブルートに重い斬撃を与えるとドライバーのボタンふたつを同時押しする
<ファイナルエクスライズ!>
左のボタンを押す
<ライドホース!>
<エンブレムフィニッシュ!>
するとエクスレイドは馬のように足を数回振ると軽く助走をつけて飛び上がる
エクスレイド「これでフィニッシュだぜ!」
セラニアブルート「何っ!?」
エクスレイド「はぁっ!」
エクスレイドはセラニアブルートに向かってライダーキックを放つ
セラニアブルート「ぐひぁぅぅうわぅあぁぁあうぅぅぅいぁぁぁぁぁあぁぁあ!」
セラニアブルートは爆散した
エクスレイド「はっ!」
エクスレイドは着地すると振り返り変身解除する
十束「はぁ……めんどくさいやつだったな」
ユニ「決まったね!いぇーい」
ユニが手を向けると十束は少し笑ってハイタッチをする
リゼオンにて
十束、ユニ「ただいまぁ〜」
藤崎「どこいってたんだよお前ら」
ユニ「愛と正義と平和と希望と夢と光のパトロールです!」
十束「長ぇよ」
藤崎「とにかくお前らそんなパトロールなんて警察にでも任せとけよ……お前ら……お前らがいなかったせいで今日は相当疲れたんだぞ?」
ユニ「lol」
十束「lol」
藤崎「あの〜日本語で〜……ま、夕飯にでもしよっか!」
ユニと藤崎が十束の方を向く
十束「俺は手伝わねぇからな?」
ユニ「やろうよ……ね?」
十束「嫌なのは嫌だよ!」
続く
エンディングミニコーナー
藤崎「みんなのs」
ユニ「質問返しちゃうぞ!」
藤崎「セリフ取らないで……」
十束「そんじゃ読み上げるぞ」
『エクスレイドの良いところ5つ』
一同考える仕草
十束「まだ第1話だし……」
ユニ「それなら……私のいい所い♥️つ♥️つ♥️」
藤崎「お前にいいとこあるっけ……」
ユニ「すばーり!私は人類史上……」
十束「お前人間じゃないだろ」
ユニ「あっ」
藤崎「ちなみに俺は世界一美味しいフレンチトーストが作れます!」
十束「聞いてねぇよ」
藤崎「じゃあ剣太郎のいいところは?」
十束「う〜ん……」
ユニ「剣太郎のいいところって……」
藤崎「言われてみれば……」
ユニ「ま、まぁ……それはいいとして……私のいい所2つ目……」
十束「俺のいい所……」
藤崎「深く考えなくてもいいさ、次第にわかる。」
ユニ「心に染みますなぁ……」
十束「でも、仮面ライダーエクスレイドはいいところ5つは言えるくらいの物語って言って貰えるように頑張ってくから……」
一同「次回も見てね〜!」