TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する




キーンコーンカーンコーン



○○「ふあぁ…やっと終わった…」


私はゲーム実況部という居場所のない陰キャが入りそうな部活に入っている。


ゲーム実況部とは名前の通り、キヨさんとか我々ださん達がやっている「ゲーム実況者」的な事をやっている部活である。


そして今、その動画の編集が終わったところだ。

廊下にある新しく買い換えられた時計に目をやると、夜中の8時過ぎを指していた。


○○「もうこんな時間か…帰ろっと…」













私はあくびをしながら古びた下駄箱を開けた。靴を履き替え、静かな暗い夜中の外へと向かう。


カツ…カツ…カツ…

○○「眠い…帰りにコンビニ寄って帰ろ…」






???「おい、○○ちょっと待て」


私はその声が聞こえる方向へと振り向いた。


○○「ん?あー…“豚六先生”…また辞めろって言いにきたんですか?」


○○「いつになっても私はゲーム実況部諦めませんよ」


豚六「…今回はそんなことやないんや。」

先生が真剣な顔になる。


○○「え、じゃあ何ですか…?」


豚六「明日の放課後、話がしたいねん」


○○「そうですか。分かりました。」


○○「では明日の放課後、ゲーム実況部で待ってます。」


豚六「おう。じゃあな、気を付けて帰れよ〜」


○○「はーい」



























○○「…珍しいな…何だろう…」


そう考えながら、私は、鮭おにぎりが入ったビニール袋を片手に、信号が青になるのを待っていた。


ドンッ!!


その時、背中が押された感触がした。




キイィィィィィィ!!!(ブレーキ音)


○○「え?」



ブレーキ音と同時に私の視界に入ったのは……






























































「お…様…!!お嬢様…!!」


○○「んぇ…?」


あれ…?ここどこ…?


???「今日はパーティがあるので早く準備をしないと遅れますよ…?」


○○「…誰?てかここどこ…?」


???「え?どうなされたのです?」


ファミール「私はお嬢様の執事、ファミールですが?ここはお嬢様のお部屋でございますよ?」


○○「ファミール…?」


どっかで聞いた事あるような…




あっ!!私がやってた乙女ゲーの特別キャラクターのファミール!?

しかもそれは悪役令嬢の執事の人じゃん!!


私悪役令嬢になったってわけぇえ!?








と、とりあえずなりきりなきゃ…


○○「あ、そ、そうだったわね!早く準備をしましょう!」


ファミール「えぇ。そうですね。しかもいろんな国のイケメン王子が来るらしいですよ」


○○「へ、へぇ…そうなのね」


○○「まぁとりあえずドレスに着替えなきゃね」


ファミール「そうですね」






















私のやってた乙女ゲーは「胸きゅんラブリー」、略して「きゅんラブ」。


そして私は、

車に跳ねられ、多分死んで、そのキュンラブの悪役令嬢に転生したって訳だ!!





ファミール「お嬢様。もうすぐでパーティの時間でございます」


○○「分かったわ。パーティ場に案内してくれるかしら?」


ファミール「かしこまりました」





















ファミール「こちらでございます」


○○「ありがとう。」


モブ「来たわ…ぶりっ子の○○嬢よ…コソコソ」


モブ「イケメン狙いに来たんだわ…流石ぶりっ子ね…コソコソ」


聞こえてんだよなぁ!?







~❁✿✾〜〜✾✿❁︎~1話❁✿✾〜〜✾✿❁︎








陰キャの私はゲーム実況部

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

264

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚