コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
どうしてこうなっちゃったの。
でも行かないと。彼を探しに。
「ひさしぶり。」
「お久しぶりです!早いですね。」
今日は久しぶりに智樹さんとシフトが一緒だ。
「うん。」
いつも通り会話は少ないけど、
久しぶりに会った智樹さんの優しい笑顔。
今日こそは、今日こそは。と思っているのに連絡先が聞けないでいる。
自然に連絡先が聞ける人が…..
いや、聞かれる人が羨ましい。
「今度の休みはいつ?」
「んぅ?」(変な声が出た!)
「ん?」
「すみません!明後日です!」
「日曜日なのに?」
「はい。午後から家族で出かけるので。」
「そっか。」
……………..???
「何かありましたか?!」
「いや、ごめん。なんでもない。」
「そうですか…?」
「いや…連絡先聞いてもいいかな。」
「全然いいです!!是非!!」
自分でも驚くような早い返事をした。
智樹さんが笑顔を見せた。
「よかった!ずっと聞こうと思ってたんだ」
ー帰宅後ー
私はスマホをずーっと握りしめながら、何か智樹さんに連絡したい気持ちに駆られていた。
「宜しくお願いします。」と「よろしく。」
だけのやりとり。。。しかない。。。何気ない話ってどうしてこんなに難しいんだろう。