※エセ関西弁
※口調迷子
※本人方には関係無いです
《本編》
「鬱島くーん。朝ですよー。」
看護師のお姉ちゃんが起こしてくれる。
起きる時は謎に気分がええんよな。へへ
「鬱島くんさ」
「1回小児科の病棟行ってみない??」
看護師さんからの意外な言葉だった。
「ぇ…いいん、?行ってええの、?」
「うん。鬱島くんが行きたいなら。」
少しの見学だけだが、行かせてもらえることになった。
「じゃあ、これを飲んだら行こっか」
薬を渡される。
それと……なんや、これ。
液体……?固体……、?
「それはお粥だから、食べる練習しよっか。」
「…ん。」
…なんか。変な感じする。
車椅子に乗って、僕は小児科の病棟へ向かった。
「───!」
「───!!!!!笑」
……とても賑やかだ。
同じ病院内なのにこんなとこがあったんだ。
「…見たことない顔やな。」
「この子誰なん?」
「この子はね、いつも他のお部屋で入院してるのよ。今日はお散歩なの。」
「へぇー。」
看護師さんと喋る2人の少年
ボブくらいの髪の毛の長さの男の子…?と、
目に影が差し込んでよく見えない少年だった。
「あ、そうそう。コネシマ君どこにいるかしらない??」
「あぁ、シッマなら自分の部屋に居ると思うよ。」
「なんか怒られたらしいで。」
「病室にいるのね。ありがとう」
僕はその2人に少しお辞儀をしてその場を去った。
「…なぁゾム。」
「おん、アイツやろ?シッマが言ってたの」
「寂しそうやったな。」
「俺らも今度アイツの病室行ってみようぜ!」
コンコンコンッ…
「入るよー。」
とても明るい病室だった。
太陽の光が入ってくる病院。
初めて…見た。
「ちょっ…!鬱島くんッ!待っててっ!!」
看護師さんは急いでカーテンを閉めた。
「大丈夫ッ…?何ともない?痛くない?」
「別に大丈夫。直射してへんし」
「良かったーーー…、」
「コネシマなら寝とるで。」
そう赤い瞳で黒髪の少年が言う。
「…あれ。お前さん別の病棟の人ちゃう?」
「ここら辺で全く見ぃひんし。」
「…コネシマに会いに来てん……。」
「…?」
「ほんならコネシマ起こしたるわ」
「シッマーー。起きんかー。」
「お前にお客さんやで」
少しして目を擦りながらいかにも
寝起き感満載なコネシマが来た。
「んじゃ、私行くね。」
「鬱島くん、無理しない程度に楽しんで」
看護師の姉ちゃんは「大人は今は邪魔ね。」とか言って出ていった。
「…んー、大先生かぁ……、」
「先生……?」
「んぅ”ー…!」
「つか!昨日俺怒られたんやぞ!お前が笑わせろとか言うたから!!」
「ごめんて。笑」
「大先生ってどゆことなん?笑」
「お前先生みたいやないか。頭良さそーやし。メガネつけとるし。」
全く意味分からん……、
「てかお前ここ来ていいん?」
「なんかいいらしい。」
「シッマが来てくれたからやない?笑」
「シッマぁ?」
「他の人が呼んどったから俺もこー呼ぶ。」
「ほぉん。」
「他の奴って誰や…。」
「予想は大体つくねん。つくねんけど…」
「シッマぁぁぁぁぁ!」
「お前んとこに知らんやつおる!?」
「やっぱコイツらやろ。」
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