________それから1年経った
この1年間では、影山という新しいファンクラブメンバーがヒナファンクラブに追加されたり、ユースに参加するなど、有意義な中学校生活を楽しむことが出来た。
日向達は中学3年という事で来年からは高校1年生という時期。変人コンビはやはり、たくさんの所から推薦が来ていた。白鳥沢、青葉城西、伊達工、音駒、稲荷崎、井闥山…などなど豪華な高校が沢山。そりゃあ、あれだけ活躍すればこれだけ来るのは当たり前だ。しかしこの2人は例外ではなかった。来た推薦を全部断ったのだ。進路希望調査を見せた時、監督に何度も説得させられたが、彼らの意見は『ここのプレーが好きだからココに入学する。他も良いけど俺はここがいい』の一点張り。監督たちもそこまで言われると何も言い返すことが出来ず、彼らの推薦はボツになった。日向は知り合いにウチに来い、ウチに来いと言っていたが、どの高校でもないと知ると、酷く落ち込み、学校を潰そうと思う奴らも現れた。
国「ねぇ、翔青葉城西行かないって本当?」
日「おう!俺はあそこじゃなきゃダメな気がしてな!」
金「そういえば、影山も行くんだよな〜」
国「…俺も翔と同じ所行く」
金「いやいや何言ってんだ!?もう決まってんだろ!?」
国「まだ間に合う、今からでも遅くないだろ」
影「……何やってんだ?」
国「あ、影山。いや今からでも進路変えられるかな〜って」
影「何でだ」
国「翔と一緒に行きたいからに決まっ影「だめだ。青城に行け」ッチ。けち」
日「おーい!影山!早くしねぇと終業式始まるぞ!その後トスくれ!」
影「✨- ̗̀ ( ˶’ᵕ’˶) ̖́-✨おう、今行く」
影「て事で、無理だ。じゃあな国見、金田一」
唯一日向と同じ学校を選んだ影山は、とってもご機嫌だった。勿論同じ逆行者なので、学校を同じにするのは当たり前だ。
「これで、卒業式を終わります。礼!!!!!!!」
「ありがとうございました!」
卒業式が終わり、日向は影山にトスを上げて貰った後校庭に出ると、日向のボタンを取ろうとする者でいっぱいだった。
「日向くん!私にボタン頂戴!!!!!!!」
「何言ってんの!?私の方こそ頂戴!!!!!!!」
国「ここは長年一緒にいた俺に」
「「「「「「お前はダメ!」」」」」」
牛「翔、俺にボタンをくれ」
影「ボタンは俺が貰うんでダメっす」
日「いや、あげないよ!?っちょ、勝手に取っていかないで!?皆!」
見事に全部無くなったぁぁ!日向選手、絶望の顔!
貰えなかった女子「ッチ」
影「ムフフ( ´艸`)」
日「キモ」
影「ガーΣ(`・ω・Ⅲ)ーン」
そして入学式🌸
彼らは2回目の高校入学式を迎える。その学校の名は_________
烏野高校だ。
日「おい影山!早く行くぞ!」
影「分かってるわ!日向ボゲェ!」
入学式早々、部活勧誘を全て断って体育館に向かう2人。さぁ、また始まる!
影「ダァン、ダァン」
トットットッバコン
日「タタタタトンッ」
テンテンテン…
日「これからもよろしくな!相棒!」
影「おう!」
新しい青春が_________。
??「うわ、やっぱお前の言う通り居たよ。こいつら」
??「ホントだね! ??ー」
日「なっなんで…」
「「なんで居る!?月島、山口!」」