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瀬奈ちゃん大丈夫かぁぁぁぁ((
タイトル〜生きる喜び〜
私の家族は父、母、私(16)、妹(13)の四人家族だ。
ただ、これはあくまで昔の事だ。
今は妹と私の二人暮らし。
母は事故による他界。父は仕事の都合上帰って来れない。私はまだ高校生。妹に至っては中学生だ。そんな私は妹を養うために学校の許可を得て毎日夜遅くまでバイトをしている。正直こんな世界早く終わって欲しいと願う日々。かと言って妹を見捨てるわけにはならない。私が支えないと…
学校とバイトの二刀流。勉強する時間もなければ遊ぶ時間なんてもってのほか。
私も普通の「JK」になれると楽しみだったが、事故で壊れてしまった。
〜第一章〜過去の事故〜
母はいつも通りのように食料の買い物に出かけていた。今日は妹の誕生日だ。
母「ケーキ買ってくるから待っててね!」
妹「楽しみだな〜!!」
誰もが最高の誕生日になる!はずだった…
私のスマホに電話が鳴り響く。見たことの無い番号だった。どこから確かめるべく折り返しの電話をしてみたところ。
母が意識不明の重体とのことだった。私の脳内は理解できなかった。それもそのはず今日は妹の誕生日と張り切って全てを頑張っていたからである。
既にそこには父、妹がいた。私は急いで病室に向かった。そこには醜い姿の母。顔、腕、足、全てに包帯をまかれるミイラ状態になっていたのだ。私は言葉が出なかった。母の隣には今日食べるはずのグチャグチャのケーキ
ケーキなんてどーでも良かった。ここからが地獄の世界だ。
母は買い物から帰る際ケーキを買うことを思い出したのだ。ケーキを買い車で信号待ちをしていたところ、信号無視&逆走している車が迫ってきたのだ。避けようとしたが向こうはスピードが尋常じゃないほどでている。咄嗟に母は身構えたが間に合わなかった。ハンドルを切るのが遅かった。車体は粉々に、母は血を垂らしていたようだ。近くは悲鳴と心配の声が鳴り響く。激しい衝突。逆走車が軽ならまだ良かっただろう。大型トラックだったのだ。トラックの運転手は居眠りをしていたのだ。アクセルを踏んだまま。何故運転手は軽症で済み、巻き込まれた母が重体にならないと行けないのだろう。神様はいるのだろうか。トラックドライバーは悪気のない。容疑を認めない。私は呆れとともに怒りを覚えた。しかしまだ私は中学生の頃。何も出来ない。悲しかった。ひたすら泣いた。母の復活を待ち望んだ。しかし、叶わなかった。
どうして、優しい母の尊き命が一瞬にして奪われるのだろう。
私「ねぇ。置いていかないでよ。返事をしてよ。お母さん。」
泣きじゃくる妹。
事故から数日…
私は中学3年生なので勉強をしないといけない。でも手につかない。忘れられないのだ。母のことを。授業中でも度々体調を崩してしまうほどに私の精神はやられていた。お父さんは帰って来れない。中学生だからバイトはできない。親戚の人に支えてもらった。
授業で、親に向けて。といった作文を作る時間があった。私は天国にいる母に書きました。
下記の太字は作文の内容
私には母がいません。つい最近事故で旅立ってしまいました。そんな母は生前私に次のようなことを教えてくれました。
1.相手がどんなに悪くても広き心を持ちなさい。
2.喧嘩をしても直ぐに謝って仲直りをしなさい。
3.私が居なくなっても支え合えるような存在になりなさい。
4.誰かを助けるような人になりなさい。
最初1に至っては守らなければならぬ理由が分かりませんでした。しかし、今では理解できます。当時事故の原因は相手による過失です。私は怒りを超えて今にでも殺してしまいそうな勢いでした。しかし母の言葉を思い出しました。それが1.の内容です。それと共に4.の内容も思い出しました。最初はそんなこと言わんでよ。と言っていましたが、確かに、母がいる生活といない生活では180°変わった生活でした。助けてくれる人がいない。ただ妹を助けないといけない。当初の私にとっては高度で大変でした。私は体が弱くすぐに体調を崩してしまいます。でも母はそんな私を直ぐに看病し、治るまでそばに居てくれた存在でした。今となって母が恋しいです。当たり前の生活が当たり前じゃないことをかみ締めました。最後になりますが、そんな母のことを今でも大好きです。天国にいても支えてください。 村沢 瀬奈より。
教室は静かな状態から拍手の音で響き渡る。授業参観なので友達の親の何人かは涙を流している姿もあった。
私は世界は暖かいと思うと共にまだ生きようと思った。自分のため、妹のため、母のため、
時は流れ高校生になった。バイトはすぐにし始めた。自分で稼ぐことはとても大変。改めて母の偉大さを実感した。
そんな私の体に異変が起きた