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いずれ死ずる君へ。

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7

第7話(最終回)

♥

50

2023年05月14日

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昨日はそのうち眠ってしまって、時間がきた。

母も、晶も来てくれている。

僕は入院服を着せられて、小部屋に連れ込まれる。

向かいの部屋の壁ガラスから中の様子は見えていた

いよいよ、どちらかが 死 ぬ。

死にたくない、もっと話したい。

頭の中はそればかりで、震えていた。

でも、不安に思っているのは母と晶も、

きっと一緒だ。

僕が、覚悟を決めなきゃ。そして呟く。

『 さようなら、今日死ぬどちらかの僕 。』



どうやら、全て成功して終わったらしい。

頭の中が、すっきりしている。

ガラス越しの部屋の向こうには、母と晶。

少し部屋の中を見回して、感じる喪失感。

でも、あまり悲しくなかった。

僕は笑って、心臓の上に手を当てて呟く。

『 成功したよ、ありがとう。』











後書き・設定


緋翠

身長:160

体重:59

年齢:高校生


身長:167

体重:64

年齢:緋翠と同い歳


身長:158

体重:54

年齢:45



題名の 君

突然現れたもう1人の人格の方の緋翠。治療を進めれば進めるほど、いずれ死んでしまう存在の僕。




最後までお読み頂き有難う御座いました。

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