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謝心安
実は…！
謝心安から話を聞くと、なんでも地元の権力者の息子が俺と謝心安の仕事である、衙役に暴行をうけたという。それで政府は俺と謝心安のどちらかが犯人だと言いたいそうだ。
謝心安
私達はそんな事覚えがないですよね…？
范無咎
当然だ！！その権力者はなんの根拠があってそんなことをいってるんだ！
謝心安
と、とりあえず政府に訴えに行きましょう！！
范無咎
あぁ。行こう。
政府
ん？お主らが例の衙役か。
謝心安
はい…！！ですが私達はそんなことしていません！！ね！？うじん！
范無咎
あぁ…。全くのでたらめだ。こんなの事実じゃない。
権力者
そんなのはどうでもいい…！！10日以内に犯人を出せ！！！
謝心安
…………。
謝心安
……私がやりました。うじんにはなんの関係もございません。
范無咎
…！？！？！？
范無咎
お前何言ってんだ…！？
謝心安
うじん？私のこと信じすぎです。
范無咎
……………。まて。
政府
？
権力者
？
謝心安
？
范無咎
……俺が、俺がやったんだ。謝心安は何も関係ない。
謝心安
！？うじん！？何を言っているのですか！？これは私のやったことです！！！
政府
ふむ…。これは拉致があかないな…。
政府
では、こうしよう。謝心安、范無咎。お主らが真犯人を捕まえてこい。
権力者
ﾁｯ…はやくしろよ…。
謝心安
…！分かりました！
范無咎
もうすでに暗雲はそこまでやってきていた。
范無咎
謝心安、ここではなんだから南台橋で話をしよう。
謝心安
そうですね。分かりました…。
南台橋にて
范無咎
お前、やってないだろ？
謝心安
……ｯ
謝心安
…はい。
范無咎
全く…。何を考えているんだ…。一歩間違えたら、もう会えなくなるかもしれなかったんだぞ…？
謝心安
だっ…てだって、しょ、うがない、じゃ、な、いですか。
范無咎
何がだ？
謝心安
私は、ただ、うじんが犯人扱いされないようにって…。
范無咎
俺は…。俺はこんな形でお前と別れたくない。お前はやっぱり優しすぎるんだよ。
謝心安
そんなの…。（そんなの…うじんに言われたくない…。）
范無咎
とりあえず。これで俺たちは関係ない事が明らかになったんだ。
謝心安
そうですね…。でも政府は真犯人を見つけろって…。
范無咎
そんなの簡単だ。いなかった事にすればいいんだ。真犯人はいない。もちろん俺たちは犯人じゃない。そう政府に伝えよう。
謝心安
それでおさまるでしょうか…？
范無咎
やってみないと分からない。
謝心安
そうですね！！じゃあ私政府に言ってくるので、うじんはここで待っててください！！
范無咎
1人で大丈夫か…？
謝心安
大丈夫ですよﾆｺ私の方が足はやいんで！
范無咎
そ、そうか…じゃここで待ってる。
謝心安
はい！！
政府との会話
謝心安
偽らず事実を申しあげます。
政府
なんだ
謝心安
この件に関して、犯人はいないものという決断をしました。
政府
…ほぅ。犯人がいない。か。
政府
ならばな…。お主らで真実を決めて良いぞ。すなわち謝心安か范無咎、どちらかが犯人ということで良い。
謝心安
……ｯ
政府
さぁ。どうする？范無咎と相談しても良いのだぞ？
謝心安
…（相談したら優しいうじんの事だから自分が犯人だと言い張るに決まっている…）
謝心安
…私がやりました。
ざぁあ…………。
謝心安
（早くうじんの所に戻らないと。雨も降っていますし傘も持っていきましょう。）
南台橋
謝心安
…あ！うじん！
范無咎
おぉ…どうだったんだ？
謝心安
それがですね…あ、傘はいってください。
謝心安
実は…。
范無咎
つまり、政府が求めてたのは体のいい嘘ということだな？
謝心安
そういう事ですね…。
范無咎
それで？
謝心安
…？
范無咎
それでお前はなんて言ったんだ？
謝心安
…。私が犯人だと言いました。
范無咎
…！？なんで俺に言う前に決めたんだ！
謝心安
言ったらうじんは絶対自分のことを犯人だと言いますよね…！？
范無咎
当たり前だ！！大切な人守れないなんてそんなのは嫌だ！！！！
謝心安
私だって同じですよ…。
ざぁあ…ざぁあああああ…。
謝心安
…雨が酷くなって来ました。
范無咎
……………………
謝心安
うじん？
范無咎
なぁ…謝心安。俺らは昔からずっと一緒だったよな。
謝心安
？どうしたんですか？急に。
范無咎
１回だけ大きい喧嘩をして、ここ（南台橋）で仲直りしたな。
俺が食べたいと言ったものを作ってくれたり、謝心安はあまり体力もないのに同じ衙役で働きたいと言ったり。沢山の思い出を作った。謝心安。いままでありがとう。
俺が食べたいと言ったものを作ってくれたり、謝心安はあまり体力もないのに同じ衙役で働きたいと言ったり。沢山の思い出を作った。謝心安。いままでありがとう。
謝心安
…へ？それはどうゆうことですk…
謝心安が言い終える前に范無咎は川に身を投げた。
謝心安
……え、…え？え、え？どういうこと…なんで、どうして、、え、
謝心安
うじん？うじん！！？？？
謝心安はあまりの出来事に気絶してしまった。
そして数日後。
謝心安は職場のベットで目が覚めた。
謝心安
ここはどこ…？うじんは…？
奥で誰かが話をしている。。
政府
これは…、范無咎で決まりでしょう。
権力者
あいつ…。罪の意識で川へ身を投げたのか…ｸｿｯ。
謝心安
（うじん…うじんはやっぱり、、あれは悪夢じゃなかった）
謝心安
うじん…。まさか、私の為に？
謝心安
…っふ、ふははは！全く…どこまで、どこまで優しいんですか…。
衙役の仕事に1人で行こうとしたら危ないから着いてきてくれたり…雨の日私をかばって傘にいれてくれたり…勇気もくれて…それで…！それで、ここまで…死んでまでこんなこと…。
衙役の仕事に1人で行こうとしたら危ないから着いてきてくれたり…雨の日私をかばって傘にいれてくれたり…勇気もくれて…それで…！それで、ここまで…死んでまでこんなこと…。
謝心安
私は双子失格ですね…。大切な人1人守れないなんて…。
謝心安
……（うじん、今からそっちにいきます。）
翌日、南台橋で謝心安が首吊り自殺をしているのが見つかった。
謝心安の手には傘が握られていた。
主
ヒートアップしてつい書きすぎてしまいました…汗
次回最終回です！
謝心安と范無咎の運命は…！！？
次回最終回です！
謝心安と范無咎の運命は…！！？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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