/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
夕舞
あの、誰ですか…
晴陽
晴陽…。
夕舞
晴陽、さん。大丈夫ですか？
晴陽
…うん、。
晴陽
…はぁ、
晴陽
茹だるような夏が体を浸食していく…
晴陽
君を拐った季節が
晴陽
舞い戻ってくる…
晴陽
空は藍の刻
晴陽
置き去りにされた僕だけが、
晴陽
この世界で風になっていく
君の取り残しのような人生を
背負って生きていく僕の身にもなって…
夕舞
大丈夫ですか？
夕舞
お話聞きますよ？
晴陽
僕が手を離した
夕舞
…？
晴陽
あの一瞬を君は
晴陽
僕に一生後悔させる気なんだね
夕舞
どういうことですか…
夕舞
わかり、ませんっ
晴陽
ごめん、帰る
夕舞
…気を付けて
夕舞
えっ…
夕舞
晴陽さん…！？
晴陽
晴陽でいいよ
晴陽
おめでとう！退院できたんだね！
夕舞
あっありがとうございます…？
晴陽
夕舞、なにかやりたいことない？
晴陽
夕舞のやりたいことすべて叶えよう！
晴陽
（後は、記憶が無くなる前に行った場所、）
晴陽
（なにか思い出すかもしれない）
夕舞
えっはっはい、
晴陽
あっあと、敬語禁止〜！
夕舞
えっ…
晴陽
明日から学校なんだろ？迎えに行くから
夕舞
あっ大丈夫で…だよ！
夕舞
迷惑かけちゃうし、
晴陽
いいの、俺がやりたいんだから。
晴陽
じゃ、明日！
晴陽
（絶対思い出させる）
晴陽
（そして告る！）
夕舞
うっうん…
夕舞
（変な人、懐かしい）
続く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
