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梵天に入ってしばらく
蘭
○○
私は、梵天の幹部に嫌われている
九井
もちろん、全員じゃない
九井さんみたいに、少しの常識が残ってる人
鶴蝶
明石
私の事はなんとも思ってないだろう
仕事をしない灰谷さんにイライラしてる人
蘭
僅かながらその人らに感謝はしている
マイキー
○○
私の嫌われてる理由
愛が梵天の家事だけの仕事の理由
マイキー
マイキー
私が梵天の最高幹部の理由
沢山あるけど
どれも息苦しい
○○
○○
○○
また、吐いてしまった
○○
口の中に水を含み吐き出す
組織を潰した日、人を殺した日の夜はいつもこうだ
つい最近まで、普通の...
少し家の環境が悪かっただけで
人を殺したり、そんなことをした事は無かった
だから梵天に入り
初めて人を殺した日
手に震えが止まらず、1人帰った部屋で過呼吸を起こしてしまった
近くに誰かいるわけでもなく
1人で苦しんだ
私は自分の感情が分からない
これまで嬉しいも楽しいも
無かったから
私は口を吹いて洗面所を出た
○○
マイキー
○○
そういい私は少し分厚い書類をボスに渡した
マイキー
マイキー
蘭
マイキー
灰谷さんが話に入ってきた
いい予感はしない
蘭
九井
九井
蘭
蘭
○○
竜胆
竜胆
明石
そう。この人らは私の事は嫌い
だけど、愛のことはとても大事に思ってるのだ
まぁ愛まで嫌われるよりはいいけど
○○
鶴蝶
蘭
竜胆
鶴蝶
鶴蝶
出ていく灰谷さん達を鶴蝶さんは止めてくれた
○○
鶴蝶
この人は、優しいな
○○
鶴蝶
鶴蝶
うっすらと、鶴蝶さんの頬が赤くなった気がした
○○