TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)

ウッド

人形…?

???

セレナ

動かないね…

ウッド

なんだ…マーガレットかと思った

???

人形が首を傾げる

セレナ

へ、う、動いた!?

ウッド

マーガレットに反応したな…

ウッド

お前は誰なんだ?

???

ウッド

頼むなにか喋ってくれ…

セレナ

無口なのね…

セレナ

それか喋れないとか?

???

人形は思いっきり頷く

ウッド

どうして喋れないんだ?

???

セレナ

質問の仕方が下手すぎよ!

ウッド

え、そうか…?

セレナ

ここはYESかNOで答えられる質問するの!

セレナ

例えば…マーガレットと関係ある?とか

???

人形は頷いた

セレナ

こんな感じ!

ウッド

マーガレットと関係ある…ってことはあの人形が必要なのか!?

???

人形はものすごく頷く

セレナ

なるほど…

ウッド

もしかして、ビナーの女王?

???

人形は軽く頷く

セレナ

女王!?

セレナ

ということは、マーガレットは女王が喋れないように人形を持ってたのね!

ウッド

酷い奴じゃねぇか…

???

人形は首を傾げる

ウッド

酷い奴ではないのか?

セレナ

傾げてるってことはそうだね…

ウッド

まぁ、とりあえずマーガレットを探さないと始まらないから

ウッド

探しに行くか!

セレナ

そうね!

???

……!!!!!

ギィィイイイ──バタン

人形は首を振り、教会の門が閉まる

ウッド

おいちょっと…!

???

???

((((((っ´・ω・`)っ

人形は上半身をこちらに向けてくる

セレナ

"(∩>ω<∩)"カワイスギル♡

ウッド

寂しがり屋なのか…?

セレナ

絶対そうよ!

セレナ

遊んであげようよ!

ウッド

しかしだな、マーガレットの件はどうすんだ?

セレナ

そこはあっちに任せましょ!

セレナ

お人形ちゃんヾ(>᎑<`๑)ヨシヨシィ

ウッド

……しゃーないかまってやんよ!

???

……( ˶'-'˶)

ウッドも仕方なく人形にかまってあげることにした

マーガレット

あれ?遅いですわよ

エドガー

お前が速すぎるんだよ!

エドガー

〈グローム〉

エドガーは電磁砲を発射する

マーガレット

あらあら乱暴なこと

マーガレット

これぐらい回避できますわ

エドガー

……俺のは簡単だろうな

マーガレット

なんですって?

アン

〈イフリート〉!!

炎の柱がマーガレットを中心に円に聳え立つ

マーガレット

……考えましたわね

マーガレット

しかし〈アーリー〉なら即座にここから出られますわ──っえ

エドガー

はいタッチ!

マーガレット

え…?

呆気なくタッチされ、マーガレットは捕まった

マーガレット

加速が出来なかった…

マーガレット

ど、どうしてですの!?

アット

僕の〈スクリーム〉で動きを封じてたのぉ

アットの衝撃波は問答無用で吹き飛ばすだけでなく、相手の動きを封じれる優れものでもあった

エドガー

アット、先に教えてくれよ!

アット

隠し事ってかっこいいと思ってぇ

マーガレット

なるほどですわ…

アン

これで私たちの勝ちね

アン

人形を渡してもらうよ!

マーガレット

分かりましたわ、人形はあんたたちにあげますよ

エドガー

いや、マーガレットには女王が居る教会まで案内してほしい

エドガー

そこで人形を渡してほしい…

アン

そんなことしたら逃げられないの?

マーガレット

あたしはルール厳守するのでご安心を

エドガー

だってさ、だから大丈夫だ

マーガレット

にしても要件が多いひとたちですわねぇ…

マーガレット

ならばあんたたちに〈アーリー〉を付与しますわ

アット

僕はアン姉におんぶされるから付与しなくていいよぉ

マーガレット

分かりましたよ…

マーガレットはエドガーとアンに加速を与えた

マーガレット

これなら3秒で教会前ですわ

マーガレット

速すぎてはぐれると面倒臭いので手を繋いでくださいまし

エドガー

オッケー

アンはアットをおんぶし、2人はマーガレットと手を繋いだ

手を繋いだのを確認するとマーガレットが素早い速さで走った

マーガレット

着きましたわよ

エドガー

ちょっと待ってくれ…

エドガー

速すぎて酔いそう(・`ェ´・)

アン

私も…

マーガレット

あらあら、まだあたしの力になれていないのですねぇw

数秒後、吐き気が落ち着く

アット

アン姉大丈夫…?

アン

もう大丈夫よ…!

マーガレット

では中へ入りますわよ

そう言ってマーガレットは教会の入口に立つ

マーガレット

あら、おかしいですわね…

エドガー

どうしたんだ…?

マーガレット

扉が閉じられてますわ…

マーガレット

いつもここは解放させているのですが…

アット

開けゴマでもしたら開くんじゃない?

エドガー

そんな呪文で開くわけないだろ…

ギィィイイイイイ────

すると勝手に扉が開いた

マーガレット

あらら…?

アン

なんで!?開けゴマが影響してるの?

マーガレット

……まあいいわ、女王はこの先ですわよ

一同は教会に入っていく

そこには見慣れた人が居座っていた

エドガー

先輩にセレナ…こんなとこにいたん!?

アン

それと…その人形は?

ウッド

ん、ああ…

セレナ

この人形と遊んでたの⸜(*˙꒳˙*)⸝

アット

2人だけずるい!!

???

……!

アン

動く人形だけど大丈夫なの…!?

マーガレット

まずこの方は人形ではありませんわ、この国の女王スカアハですわ

エドガー

女王だと…!?

スカアハ

ウッド

頷いてるな…

スカアハ

セレナ

早く人形渡してって言ってるみたい…

アン

言葉が分かるの!?

ウッド

ずっと一緒にいたらなんとなくだがわかる気がしてな

マーガレット

はぁ、遊び相手ができたから逃げないように教会を閉めたのですね…

スカアハ

マーガレット

はいはい分かりましたよ…

マーガレットは持っていたボロボロの人形をスカアハ女王に渡す

それを受け取った瞬間、スカアハ女王が二足歩行で立ち、視線をウッドたちに向ける

マーガレット

女王スカアハの凱旋ですわ

スカアハ

……やっと喋れる

スカアハ

待ったよマーガレット

ウッド

これが、本来のスカアハ女王…

スカアハ

うん、改めましてスカアハはスカアハです

スカアハ

ウッドさん、セレナさん、先程は構ってくれてありがとう!(´▽`)

セレナ

だってああされたらかまたくなるもん!

ウッド

そうだな…

アット

でも結局なんでマーガレットさんは女王の大事な人形を持ってたのぉ?

スカアハ

それはスカアハの力が原因ですの

スカアハ

人形を持っていたら力を暴走させてしまうことがあってそれを防ぐためだったの

スカアハ

もし暴走したら…スカアハはなにかの化け物になる

マーガレット

今は教会内ですから暴走することはありませんわ

マーガレット

ですが、要件が終わればまた人形は保管致しますわ

アン

可哀想だけど仕方がないのね…

スカアハ

うん、それでスカアハになんの用なの?

ウッド

デウスについて知っている事を教えてほしい

セレナ

私たちはイェソドとマルクトの叛逆を止めるためにデウスの力を借りようと思ってるの!

スカアハ

懐かしいなぁ、デウス…

アット

懐かしいの…?

スカアハ

うん、スカアハはデウスから創られたもん

はぁああああ?!

ここにいる全員、けたたましい声を上げた

セフィロトの樹~風が全てを導く~

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

36

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
;