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父さん
あのな？
そら
...。
そら
聞こえてました。
父さん
そうか...。
父さん
あの、あなたには
父さん
色々説明しなきゃいけないことが...、
そら
いいよ、わかってます。
父さん
え？
そら
親子なんですよね？
父さん
...、、
そら
だから、呼ばせていただきました。
そら
お母さんは、もうダメなんですか？
父さん
そう、言われた...。
父さん
でも、絶対に心に不安を持っちゃダメだ！
父さん
心に不安があると、きっとそれが現実になってしまった時
父さん
信じきれていなかった自分に後悔する。...
そら
うん...。
この後、お母さんは...
亡くなった。
あっという間すぎた、
何気なくしていた、あの会話が、
最後になるなんて思わなかった。
涙が出る余裕なんて、なかった。
なんの事だか、頭で理解ができなかった。
_________________________________
3日後
______________________________
父さん
君は、うちで預かることになった。
そら
え？
そら
だって、親戚のおばさんがいますよ？
父さん
...
______________________________
父さん
あの、そらを、育てていただけないでしょうか、
父さん
私には、そのようなことに責任を持てるか分かりませんので…。
親戚のおばさん
ごめんなさい。
親戚のおばさん
正直言って、面倒臭いのよね。
親戚のおばさん
そらちゃん、笑
父さん
...、、。...ざ...るな。
父さん
ふ...けるな。
父さん
ふざけるな！
父さん
面倒臭い？
父さん
そらはいい子だ！
父さん
あの子は、母親そっくりの素敵な...、
父さん
すいません
父さん
でしゃばり過ぎました。
父さん
失礼します
ﾊﾞﾀﾝ
親戚のおばさん
はぁ、もうなんなのよ…。
親戚のおばさん
面倒臭いとこ、そっくりよ。
______________________________
父さん
ごめん無理だった。
そら
そんな...。
父さん
荷物をまとめて来てくれ。
そら
...。
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