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紫呉
透
透
透くんは不思議そうに 首を傾げた
夾
紫呉
紫呉
慊人さんは 透くんを1人に させたいらしい
紫呉
紫呉
えぇ?!
紫呉
夾
透
透くんは自分の事のように 喜んでいた
夾
透
その嬉しそうな顔を見て 夾くんは 何も言わなかった
透
夾
夾くんが手加減をするなんて珍しい
透
紫呉
透
紫呉
透くんの反応を見るに 居るのだろう
紫呉
透
優しい笑顔を 透くんに向けていた
紫呉
夾
夾
紫呉
透くんにだけは 優しいのかもね
由希
由希
由希
由希くんは鋭い目付きを 夾くんに向けていた
紫呉
紫呉
夾
夾
悔しそうに拳を握っていた
夾
夾
由希
夾くんは図星だったのか 言い返せなかった
由希
由希
2人にとっての凪斗は 救いなのだろう
由希
由希
夾
夾くんは手をあげようとしていたけど 途中で止めた
夾
紫呉
夾
表上はそうなっている
紫呉
紫呉
夾くんはホッとすると由希くんを 睨みつけて 慊人さんの元へ向かった
紫呉
紫呉
由希
由希
痛いほど思い知ったから 由希くんは 分かるのだろう
由希
コンコンッ
透
凪斗(ナギト)
ガチャッ
透
凪斗(ナギト)
透
凪斗(ナギト)
嫌な事しか 思い浮かばなかった
透
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
無事に帰っておいで
思いを込めて 蝶を飛ばした
透
凪斗(ナギト)
透
すると透は 手を握って祈りだした
透
その思いは 俺に伝わってきて 感謝の気持ちとして頭を撫でた
透
凪斗(ナギト)
透
慊人
慊人
叩かれると思って 目をつぶった
でも光が俺を包んだ
夾
慊人
慊人
その蝶達は 俺の周りを回っていて 凪斗の温かさが 感じ取れた
慊人
慊人
慊人
その温かさは 俺を受け止めてくれる気が して涙が流れた
慊人
蝶は数時間すると 戻ってきた
透
凪斗(ナギト)
透
凪斗(ナギト)
透
透は嬉しそうな顔をして 蝶に近づいた
透
その様子が微笑ましくて 笑みがこぼれた
ガチャッ
夾
そうなのですね!!
夾
夾
ガチャッ
透
まさか突然 来るとは思わなかった
透
透
夾
直感で俺だと 分かるみたいだ
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
夾
呆然としていたけど 夾は約束を 守ってくれるだろう
透
透
透は赤くなっているのを見て とても心配していた
夾
凪斗(ナギト)
夾は大人しく 俺の側へ来て座った
凪斗(ナギト)
元の姿だからなのか 光は強くなっていた
凪斗(ナギト)
すると夾は 俺に抱きついてきた
凪斗(ナギト)
夾
夾が素直なところを見て 透と顔を見合せて 笑っていた
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
透
凪斗(ナギト)
バタンッ
夾は直ぐに 眠りについた それほど疲れたのだろう
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
ガチャッ
俺はいつの間にか 夾と一緒に 寝てしまっていた
由希
由希は少し黙り込むと 足を振り上げた
由希
勢いよく蹴り もの凄い音が聞こえた
凪斗(ナギト)
音に驚き 眠い目を擦りながら 起き上がった
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
由希
由希は何事も無かったかのように 微笑んでいた
壊れかけている壁に 目を向ける
凪斗(ナギト)
夾
夾
直ぐに起き上がって 由希の元へ行った
由希
夾
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
いつになったら 姿を戻せるのか不安だ
由希
夾
由希
夾
嫌な予感がして 外に蝶達を向かわせた
2人は喧嘩をやめて こちらを不思議そうな顔で 見つめていた
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
夾
由希
慊人
紅葉
紅葉くんは 慊人さんの目の前に 立ち塞がった
紅葉
紅葉
紅葉くんは怯えながらも 私を守ろうと して下さった
紅葉
紅葉
慊人
慊人
慊人さんは優しい顔をして 首を傾げた
慊人
慊人
すると突然 恐ろしい顔で紅葉くんを 睨みつけた
慊人
手をあげようとすると 凪斗くんの 蝶さんが守って下さった
慊人
慊人
紅葉
紅葉くんは 何が起こったのか 分からなくて 混乱していた
慊人
慊人
透
大声が聞こえて 駆けつけると紅葉くんは 凪斗くんの蝶さんに 守られていた
透
足が震えながら 紅葉くんの前に 立ち塞がった
慊人
慊人
慊人
慊人
慊人さんが喋る言葉は 何故か とても胸に刻まれる
紅葉
慊人
慊人
優しい顔に戻って 首を傾げていた
慊人
慊人
耳元で囁かれて 私は言葉を失った
慊人
慊人
慊人
慊人
そんな事 私は知らなかった
慊人
慊人
そんなの檻 同然だ
慊人
慊人
慊人
慊人さんは 1人になることを 恐れているように見えた
慊人
慊人
透
透
凪斗くんは とても苦しそうだった
透
慊人
慊人
慊人
その言葉は正しかった でも 私の中では正しい事ではなかった
透
透
慊人
慊人さんが近づいてくる
慊人
逃げなきゃいけないのに 足が動かない
慊人
私に近づく慊人さんから 凪斗くんの 温かさを感じる 光に守られた
慊人
透
透
その人は よろけながら話を聞いていた
透
慊人
無意識に そんな事を呟いてしまった
慊人
紅野
紅野
慊人さんは しばらく黙り込むと 笑顔になった
慊人
慊人
慊人
落ち着いたような口調になり 私は驚いていた
慊人
慊人
透
紅野
鳥の方には初めて お会いして テンパってしまった
慊人
慊人
慊人
離れることが出来ないとは どういうことだろう
慊人
慊人
慊人
慊人
慊人さんが去ると 私の足の力は 抜けていた
慊人さんが神様...?
違う。神様は凪斗くんだ...
じゃあ 慊人さんは一体...、
では 呪いとは..呪い 正体の分からない鎖...
もしや その鎖が慊人さん...?
私の憶測を止めるかのように 腕を掴まれた
はとり
紫呉
紫呉
透
いつの間にか お2人はここに 居たみたいだ
はとり
透
紫呉
紫呉
透
透
周りを見渡しても 紅葉くんの 姿が見えない
はとり
はとり
私は焦りすぎて 勘違いを してしまったらしい
透
紅葉くんは 不安を吐き出すかのように 涙を流していて 私は抱きしめずには いられなかった
紫呉
紫呉
紫呉
はとり
撥春
撥春
いざと言う時は 俺達が前に出ようと 思っていた
撥春
夾
夾は舌打ちをして どこかへ行った
由希
撥春
由希
少し意外な一面を 見た気がする いや 知ろうとしなかっただけかも しれない
撥春
撥春
由希
蝶は直ぐに戻ってきて 状況を 知らせてくれた
凪斗(ナギト)
良かった...