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あの子とアイツ...

あの子とアイツ...

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あの子とアイツ...

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2022年06月11日

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自分

授業が終わって、小出が帰ろうとカバンに手をかけた。すると杉田さんも立ちあがる。

自分

だからあたしはタイミングをのがさないようにして......!!

柴咲カホ

小出、とちゅうまでいっしょだったよね。帰ろ!

自分

自分で言って、あたしもビックリした。杉田さんに先をこされたくないってキモチが、あたしをこんなにもダイタンにさせるなんて。

自分

あたしは小出の返事も聞かずに、先に教室を出た。すると、小出はちゃんとあたしのあとを追って来てくれたんだ。

自分

校門を出て、ならんで歩くあたしたち。

小出ツトム

めずらしいね。柴崎さんのほうから、声かけてくれるなんてさ...

柴咲カホ

だって最近、話しかけてくれないし…

小出ツトム

え?それは柴咲さんにメイワクが...

柴咲カホ

そ...そんなの、本気にしないでよ!

小出ツトム

えっ!?ご、ごめん......

自分

うわ...あたし、またキツく言っちゃった。

自分

きっとヘコんでるだろうな…って小出を見たら、赤い顔して頭をかいてた。

小出ツトム

おれ、柴咲さんにきらわれたかもって心配してたんだ...

自分

いつもみたいにくしゃくしゃに笑うから、あたしははずかしくて顔をそらす。

柴咲カホ

し、しつこいのはイヤなだけだよ

自分

すっごくうれしいのに、スナオになれない。だってなんだかくやしいじゃん。

自分

いつのまにか、こんなに小出のことスキになっちゃったんだから!

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