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外は酷く寒かった
冬の真っ只中だから当然だ
防寒着もないし、行く場所もないから どうすることも出来なかった
華月
華月
華月
いつの間にか気絶していた
だけど、少し声が聞こえたような気がした
ごめん、何も出来なくて
でもお前なら大丈夫だ
はもう行かないといけないから
だから
どうか、無事で
華月
華月
そこには警察や、近所の人達だろうか
何人か集まっていた
華月
華月
華月
どう伝えたらいいのか分からなかった
だから静かに首を振った
施設
どんなところかは分からない
悩んでいたら、答える暇もなく誰かが口を挟んだ
???
???
華月
華月
華月
華月
華月
華月
華月
華月
華月
その時、不意に涙が出た
華月
華月
華月
涙が止まらなかった
撫でてもらったことは多分生まれて初めて
初めて「優しさ」に触れたような気がした
華月
華月
その人は今
わたしのお母さんだ
fin