2時間後
青
……ソワソワ
赤
青ちゃん大丈夫だから
赤
落ち着いてぇ…?モゾモゾ
黄
赤も同じですよ?
赤
えッ
青
…ww
ガラガラッ
紫
あっ、
橙
………!
赤
!!
黄
…!
青
ッッ…!
そこには
車椅子に乗って 元気そうな顔をしていた桃くんがいた
桃
よっ、
紫
だ、大丈夫…?
桃
うん、大丈夫
橙
後遺症は大丈夫なん…?
桃
後遺症…?
黄
え、忘れたんですか?
赤
えぇ…
青
………
あの場に…行っていいんだろうか
紫
………チョイチョイ(手招き)
青
あ、うん…
紫
ねぇ桃ちゃん
紫
一応…全員の名前言ってみてくれない?
桃
…分かった
桃
紫くん
桃
橙
桃
黄
桃
赤
桃
……スッ…(青指差す)
え、?
青
……ッ?
桃
誰…だっけ…ジワッ
青
!?
桃
ごめん…グスッ
紫
サスッ…(背中さする)
桃
何故か…お前だけは1番忘れちゃいけない気がするんだ…ポロポロッ
青
~~~~!?ポロポロッ
赤
ッッ…ポロポロッ
黄
ポロポロッ…
橙
グスッ……
紫
………
紫
青ちゃんって前まで桃ちゃんと同棲してたよね…?
青
あ、うん…
紫
…もう1回してみたら?
青
…え?
紫
一緒に過ごしてるうちになにか思い出すかもしれない
紫
…ねッ?
青
…うんッ!
あれから桃くんはすぐに退院を許された。 紫くんの提案で 僕はまた桃くんと同棲することにした
青
桃くんの家だよ
桃
あ、うん…
医者に言われたことだと 桃くんは最も頭の中にあることを 忘れた事が1番ある可能性らしい
桃くんの頭の中には… 僕のことでいっぱいだったってこと…?