俺には彼女がいる
見た目も綺麗で美人で
体型も俺好みで……///
俺
なぁ
爽香
何?
しかし
その彼女は
俺
ちょっといいかな?
爽香
だから何?
俺
くだらない事かもしれないんだけどさ…
爽香
じゃあ話さないで
俺
あ、
俺
は、はい…………
クールすぎる
彼女が喋るだけでその場は凍りつく
甘えさせてくれない彼女に
少し俺は
寂しさをいだいていた
そして,彼女への思いも
だんだん彼女のように冷めていった
俺
………なぁ
爽香
何?
俺
もう,別れよ
爽香
……あっそ
爽香
あんたが言うなら
爽香
いいよ
え、い、いいの?
もっとこう
抱きついてくるとか……
俺
………じゃあな
爽香
…うん……………
……………………
俺は玄関のドアに手をかける
その瞬間
俺
!!
彼女が後ろから強く抱き締めてきた
爽香
…なんでよ
爽香
なんでそんなに簡単に行っちゃうの………
少し震えている声と
彼女の暖かい体
俺
……
爽香
なんで行っちゃうの
爽香
私の顔も見ないで
爽香
なんにもしないで行っちゃうの?
爽香
そんなに嫌いだったの?
爽香
私は
爽香
あんたのこと大好きだったんだよ
爽香
いつも
爽香
甘えてこないかな〜とか
爽香
抱きついて来ないかな〜とか
爽香
思ってたのに
爽香
あんたは
爽香
ずっと………
爽香
女子から行ったら引かれるかなって
爽香
怖かったから
俺
…………///
彼女の聞いたことない甘え声に
おもわず俺は玄関のドアから手を離す
爽香
大好きなんだよ……
俺
俺も
俺
大好きだったよ…
俺
てか,今も好きだから………
爽香
じゃあ行かないでよ……///
俺
うん…///
爽香
………
ずっと彼女は
俺を抱きしめてくれてた
彼女の思いも考えず
俺はバカだったな
こんなに可愛い奴を
捨てようとした俺は
罰当たりな人間だ………
爽香
もうちょっとこのままで///
俺
…うん///
俺の彼女はクールな
『少しだけ』泣き虫だった…///