これは

私が学生の頃に体験した

本当のお話しです。

その日は

午前のテストが終わったら下校…

早く下校できる事が嬉しくて

友人と2人で

カラオケに行く事にしました。

田舎町…

しかも 平日のお昼…

カラオケ店はガラガラで

空き部屋が多かったのですが…

あ〜あ〜

隣の部屋から聞こえる 男性の声…

マイクを通した声ではなく

アカペラで 発生練習をしているような声が

聞こえてきました…

あ〜あ〜あ〜！

あ〜

あ〜

あ〜！

その男性の声は

どんどん大きくなって…

正直… とても怖かったです

人間は恐怖すると

その事を口に出す事さえ 出来なくなる…

私達はお互い

必死に 気にしないフリをしました

でも…

パチッ！

あーあーあー

あーあーあー！！

それは

今までで一番 大きな叫び声でした

私達は逃げるように

カラオケ店を出ました

さっきまでの出来事は

夢かと思うくらい

外は晴れていました

ですが…

部屋を出た際… 私は見たのです

隣の部屋が

誰もいない… 空き部屋だったのを

たまに聞くお話しで

他の部屋のマイク音が 違う部屋のスピーカーから聞こえる…と言いますが

あれは確実に

隣の部屋から

マイクを使わず

こちらに向かって 叫んでいるような声…

それに

突然、電気が消えるなんて…

そんな事があるのでしょうか？

その後…

あのカラオケ店は

名前を変えて 未だに営業をしています

でも私達は多分

二度と行く事は無いでしょう