詩音
もういやだ.........
詩音
これで終わりにしよう
ちひろ
そんな所で何してるの?!
詩音
え?
ちひろ
落ちたら危ないじゃん!
ちひろ
とりあえずこっちにおいで!
詩音
ちょ、ちょっと!
詩音は、腕を引っ張られて、飛び降りることが出来なくなった
ちひろ
なんであんなとこにいたの?
詩音
てかあなた誰?
ちひろ
え!?知らないの?
詩音
うん
ちひろ
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
詩音
誰?
ちひろ
君の隣のクラスの西野ちひろだよ
ちひろ
ほんとに知らない?
詩音
うん
ちひろ
僕、学校では凄い有名なのに、、、
詩音
そうなの?
ちひろ
うん.........
詩音
なんで?
ちひろ
あのね、自分でいいたくないけど、僕ってけっこうイケメンな方でしょ?それに成績もトップだし運動も出来るからけっこうモテるんだよ?
詩音
へーそうなんだ
確かによく見てみれば整った顔立ちをしている。アイドルだと言っても疑わないくらいだ
ちひろ
それで君は、何してたの?
詩音
自殺
ちひろ
そんなあっさり自殺って言われても.........
詩音
だって本当だし
ちひろ
それで、どうして自殺しようとしたの?
詩音
生きてる意味が分からなくなったから
ちひろ
ふーん、詳しく教えてよ
そして詩音は、家で虐待にあっていること、学校でいじめを受けていることなどを伝えた
詩音
だからもう死にたくなって.........
ちひろ
じゃあ僕が君の生きる意味になってあげる!
詩音
え、どういうこと?
ちひろ
学校でいじめにあっているなら僕が助けるし、家で虐待を受けているなら僕の家にくればいいでしょ?
ちひろ
そして、生きてて良かったぁーって思わせてあげる!
詩音
なんでそこまでしてくれるの?
ちひろ
あぁ泣かないでよ
詩音
いいから答えて
ちひろ
分かったよ。僕ずっと君のこと気になってたんだ
詩音
え?
ちひろ
テストでも昔は、僕より上の成績取ってたのに今では、最下位なんだもん
ちひろ
それにすっごく沢山のあざが体にあるでしょ?体育の時とかすっごく気になってたんだよね
ちひろ
だからずっと気になってたの
ちひろ
でもそっか、そんな理由があったんだね。辛かったよね
ちひろ
でもこれからは、僕がついてるからね!
詩音
ありがとう
詩音
あ、そう言えば名前教えてなかったね、私の名前は、井上詩音!
詩音
よろしくね!