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計り知れない恐怖に襲われ、 思わず後退りしてしまう。
監督生
ずさり ずさりと 近づいてくる寮長たち。
いきなりの圧迫感に心臓の鼓動も息をするかのように速い。
どくん、どくん。
汗がひとつきらりと滴り落ちた。
_瞬間であった。
扉が雷のごとく勢いよく破壊される。
もくもくと経つ煙の中に見えるは テラコッタ色の髪。
ハート型のスート。
あれは_
2人+1匹
エース
右頭部から 軽く血を流すエースがいた。
鈍器で殴られたような流れ方で 既に血は固まっていた。
エースは得意の風魔法を使い、 僕たち二人(+一匹)を引き寄せる。
監督生
エース
どたどたと長い廊下をかけていく。
監督生
エースは僕の手を引っ張りながら 簡潔に説明する。
エース
エース
監督生
エース
監督生
エース
エース
デュースもグリムも目が点だ。 二人ともハテナが浮かんでるのがすぐにわかる。僕だってそうだ。
グリム
デュース
エース
デュース
ずぎゃんっっ!
目の前に凄まじい魔法が飛び出る。
リドル先輩の魔法だ。
先輩たちが僕たちを追いかけている。
エース
監督生
エース
そう言いながら、追っ手の足止めのために後ろに炎を放つエース。
デュース
グリム
辺りに道を作るように一直線に 青い炎を吐くグリム。
オバブロ後だからなのか魔力が一段と磨きあげられてるように見える。
寮長たちの足が止まる。
彼らにほんの少し隙ができた。
エース
デュース
グリム
いつも通りふざけるエースたちに笑みがこぼれながらも、追いかけてくる先輩たちの方に目をやる。
彼らは皆、 どこか虚ろで正気には見えない。
まるで緻密に作られた人造人間のようで僕は思わず眉を顰めた。