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瀬戸 奏多
旭陽…
瀬戸 旭陽
俺も今から行くから落ち着け
瀬戸 奏多
うん…
俺を責めたりせずただ話を聞いてくれる旭陽…
病院に着き、手術が行われる
しばらくして旭陽が駆けつけてきた
瀬戸 旭陽
奏多！
瀬戸 奏多
旭陽…
瀬戸 旭陽
未怜ちゃんは…手術中か
瀬戸 奏多
俺…俺…
瀬戸 旭陽
とりあえず今は無事祈るしかない
瀬戸 奏多
うん…
手術が終わった───
主治医
刃が結構深く入っていて危険な状態でしたがもう大丈夫です。
傷は少し残ってしまいますが…
傷は少し残ってしまいますが…
瀬戸 奏多
良かった…
一般病棟に運ばれ ベッドで眠っている未怜の横に付き添った──
瀬戸 旭陽
奏多
瀬戸 旭陽
昨日あれから何があった？
瀬戸 旭陽
すぐ帰らなかったんだろ
瀬戸 奏多
……あいつになんか飲まされたらしく
瀬戸 旭陽
は？
瀬戸 奏多
気がついたら知らない部屋で…
瀬戸 奏多
すぐ帰ろうとしたけど…
瀬戸 奏多
体動かなくて…
瀬戸 奏多
そのまま抵抗も出来ずにあいつにやられて…
瀬戸 旭陽
そっか…
瀬戸 旭陽
その事未怜ちゃんは…
瀬戸 奏多
詳しくは言ってない…
瀬戸 奏多
けど、察したんだろうな…
瀬戸 旭陽
それで…なんで停めなかった？
瀬戸 奏多
未怜…体調良くなくて包丁持ったまま倒れて…
瀬戸 旭陽
そういうことか…
瀬戸 奏多
俺未怜のこと苦しめてるだけなんかな…
瀬戸 旭陽
らしくねぇこと言ってんな
瀬戸 奏多
でも…
瀬戸 旭陽
弱気になってんなよ
瀬戸 旭陽
ちゃんと話せばわかってくれるから
瀬戸 奏多
うん…
瀬戸 旭陽
未怜ちゃん目覚ましたら話そ
聞こえていた…
奏多があの女とやったこともわかっていた…
どんなに奏多は何もしていないとしてもやったことには変わりない───
スっ────
瀬戸 奏多
ごめん…
眠ってると思い込んでる奏多が私の頬に触れながら謝ってきた───
奏多が悪い訳じゃないことはわかってる…
それでも許せない自分がいる
瀬戸 奏多
未怜…
そんな切なそうな声で呼ばないでよ…
瀬戸 旭陽
奏多！お前も少しは休め
瀬戸 奏多
未怜が目覚ますまで起きてる
瀬戸 旭陽
お前が体調悪くなってたら未怜ちゃん心配するし自分のこと責めるぞ
瀬戸 奏多
ん…わかった
旭陽さんに言われ私の手を握り ベッドの端に顔を伏せた──
それから数分後、奏多は眠りについた
私は、そっと目を開けた───
瀬戸 旭陽
未怜ちゃん？
瀬戸 未怜
はい…
瀬戸 旭陽
今先生呼んで…
瀬戸 未怜
旭陽さん…
瀬戸 旭陽
どうした？
瀬戸 未怜
私…
瀬戸 旭陽
しばらく入院だな
瀬戸 未怜
刺すつもりなかったのに…
瀬戸 旭陽
倒れたんだろ？
瀬戸 未怜
…((ｺｸｯ
瀬戸 旭陽
奏多かなり心配してた
瀬戸 未怜
ずっと聞いてた…
瀬戸 旭陽
え？
瀬戸 未怜
奏多が悪くないってわかってる…
瀬戸 未怜
でも…
瀬戸 旭陽
昨日の奴は出禁にする
瀬戸 未怜
出禁にする前に話したい…
瀬戸 旭陽
誰と？
瀬戸 未怜
昨日の人…
瀬戸 旭陽
2人だけにはさせない
瀬戸 未怜
え？
瀬戸 旭陽
奏多も同じこと言うと思うけど？
瀬戸 奏多
…当たり前
瀬戸 未怜
奏多…
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