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今日は一日中雨が降っている。 午後も止みそうにない。 でも傘は持ってないしどうしよう…。 そんな時、君は声をかけてくれたんだ。
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
そう言って君は去っていった。
そして、その雨は3日間降り続いた。
すると、また君が話しかけてきた。
しずく
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しのぶ
私は数を数えた。願いを叶えると言った君を信じたわけではないけど。
でも、この長い長い待機時間のつかの間の癒しになると思った。
しのぶ
しのぶ
しのぶ
私は一生懸命彼を探した。
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しずく
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しずく
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しずく
しのぶ
しのぶ
しずく
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しのぶ
しずく
しのぶ
しのぶ
しずく
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
私を君と、誰もいない教室で遊んだ
どれぐらい長い時間が経っただろう。 午後の授業が終わるチャイムが鳴った。
しのぶ
しずく
しずく
しずく
しのぶ
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しのぶ
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しのぶ
しのぶ
しずく
しずく
しずく
しずく
しずく
しのぶ
しずく
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶはうつむいてしゃがみ込んだ
おばあちゃま
おばあちゃま
しのぶ
おばあちゃま
しのぶ
おばあちゃま
おばあちゃま
おばあちゃま
しのぶ
おばあちゃま
おばあちゃま
おばあちゃまに手を引かれて、やっと家に帰れることになった。
ふと、旧校舎を見ると大きな大きな白いてるてる坊主がぶら下がっていた
まるで3日ぶりの晴天を喜んでいるようにゆらゆらと揺れていた
しのぶ
しのぶ
おばあちゃま
耳の遠いおばあちゃまが聞き返すが、私は今日までのしずくとの日々を大事にしたくて、こう答えた
しのぶ
次の日登校すると、旧校舎に立ち入り禁止のテープが貼られ、先生も生徒もざわざわしていた
警察も来ているみたいだ
先生
しのぶ
先生
しのぶ
先生
先生
それから、脱走した忌み子が死んだという噂が町を駆け巡った。
あの日見た大きなてるてる坊主が、頭にこびりついて離れなかった
しずくに対して心ないことを言う町の人も多かった
「町のおきてを破った報いだ」 「畑が被害を受けてどんな災難だった」…
なんでそんなひどいことが言えるのだろうか?
しずくは、町の罪人にあたり、亡骸の引き取り手もいないという
おばあちゃま
しのぶ
おばあちゃま
おばあちゃま
しのぶ
おばあちゃま
おばあちゃま
おばあちゃま
おばあちゃま
おばあちゃま
しのぶ
おばあちゃま
しのぶ
おばあちゃま
しのぶ
おばあちゃま
しずくの遺体は私たち家族が引き取ることになった
あれから時が流れ、私は母校の教師になった
今でも雨が降ると、しずくを探してしまう
そして、雨が止むと校庭から旧校舎を見て、あの日の光景を思い出す
今日も、白いカーテンが揺れている
しのぶ