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歌い手になりました。

歌い手になりました。

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25

歌い手になりました。#24

♥

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2019年07月10日

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彦星

彦星

おりちゃんが

彦星

彦星

すき。

織姫(ゆうな)

え?

彦星

……

雨の音が響く。

織姫(ゆうな)

ど、どういう、こと?

彦星

彦星

そのまんまの意味だよ。

織姫(ゆうな)

…え?

彦星

………。

織姫(ゆうな)

………。

静寂。

すき

すきって…

どの、すき?

彦星

だからね、ちゃんと話してね。

織姫(ゆうな)

ん?

彦星

ん?

織姫(ゆうな)

え?

彦星

え?何?

織姫(ゆうな)

あっ、好きね。

織姫(ゆうな)

あっ、うん、分かった。

すきって

友達としてか。

あっ、うわ、私何勘違いしてるの。

何故か顔が熱くなる。

彦星

それじゃ、送って行くよ。

織姫(ゆうな)

あっ…でも、RIONさんや幸村さんに…。

彦星

あとで連絡すればいいさ。

織姫(ゆうな)

うっ…でも、…

彦星

早く、帰るよ。

織姫(ゆうな)

…はい

私たちは歩いた。

私たちは歩いた。

雨は嫌いだ。

でも

雨も

悪くない。

後で奏感曲事務所の皆様に心配された。

とても申し訳ない…。

兄への嫉妬…。

兄への尊敬の眼差し。

それが弟の運命を狂わせる。

兄弟のことなんて、

部外者の私がどうしよってゆうのさ。

でも、このままじゃいけない気がする。

関係ない、け、ど。

織姫(ゆうな)

私の人生は…

織姫(ゆうな)

私の人生だ!

織姫(ゆうな)

あなたのモノじゃないっ…!!

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

私が…、歩いてる…。

田中さん

いいね、その切なさ

織姫(ゆうな)

ありがとうございます…。

田中さん

俺も、♪15歳の主張は好きなんだよね。

織姫(ゆうな)

…はい。

田中さん

田中さん

その気持ちがそのまんま表れてる…。

織姫(ゆうな)

はい…

織姫(ゆうな)

え?

田中さん

……今は悩みどころは沢山あるさ。

田中さん

そんな時期だろ?

織姫(ゆうな)

田中さん

悩めばいいさ。

織姫(ゆうな)

えっ…あ、…え……

田中さん

調整しとくねー

田中さんは去っていった。

梅雨もそろそろ終わるころだろう。

私は今週の日曜日も事務所にいた。

そして歌を歌っていた。

家にいたって、何もすることなんてない。

ラムネ

こんにちは、織姫さん

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

ラムネさん!?!?!?

織姫(ゆうな)

えっ、ちょ、え?

ラムネ

梅雨もそろそろ終わりますね…。

ラムネ

あの鬱陶しい湿気もなくなると思うと嬉しいです。

織姫(ゆうな)

…そ、そうですね……。

ラムネさんは笑った。

MIONさんとは違う。

MIONさんの笑いは乾いた笑いだ。

ラムネさんの笑いは湿った笑いだ。

そんな気がする。

よくわからないけど。

どっちがいいのか、わからないけど。

ラムネ

♪夢を信じて っていう曲知ってます?

織姫(ゆうな)

え?

ラムネ

私が産まれる前のアニメの歌なんですけどね?

織姫(ゆうな)

…はい。

ラムネ

ある、有名なゲームの伝説のアニメなんです。

ラムネ

そのエンディングテーマなんですけど。

ラムネ

…主人公のことが好きな女剣士がカバーしてるんです。

ラムネ

ラムネ

主人公は…ヒロインのことが好きなんですけど。

織姫(ゆうな)

…。

ラムネ

…ふふ、でも歌詞にあるんです。

ラムネ

♪夢を信じて生きてればいいさと…とね。

織姫(ゆうな)

…。

ラムネ

実際そうは行きません。

ラムネ

夢だけじゃ、生きて行けません…でも。

ラムネ

でも、夢のひとつふたつぐらい見てもええやないですか?

織姫(ゆうな)

…ラムネさん……。

ラムネ

叶わないかもしれませんが、信じなかったらもう

ラムネ

その可能性はなくなってしまいますね。

ラムネ

ふふ。

織姫(ゆうな)

………ラムネさんは…

織姫(ゆうな)

なんで、絵師さんになったんですか……?

ラムネ

ラムネ

夢を信じたからです。

ラムネ

本当はお豆腐屋さんになりたかったんです…。

ラムネ

お豆腐屋さんを信じていたから、おとふんにも会えた。

ラムネ

…こういう仕事も出来ている。

ラムネ

…全て、運命じゃないですか?

ラムネ

こうやって、産まれて、生きて、会って、歌う。

ラムネ

偶然と偶然が何個も重なって運命が出来るんですね。

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

偶然と…偶然が…

織姫(ゆうな)

重なって…………。

ラムネ

まぁ、お豆腐屋さんにはなれなかったのですが。

ラムネさんはそう言って、エレベーターに乗った。

私はエレベーター越しにラムネさんに語りかけた。

ドアが閉まりかける。

私は急いでドアを開ける。

ドアが開く。

ラムネ

ラムネ

なんですか?

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

あっえと……

なぜ止めたのだろう。

ラムネさんは驚いたようにこちらを見る。

…なぜ、とめた?

織姫(ゆうな)

ラムネ

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

ラムネさんの、絵、

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

す、好きですっ…!!!、

その瞬間ドアが閉まった。

私だけが取り残される。

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

何してんだ私…

その場にしゃがみこんだ。

私たちの作る動画には

音楽には

singerだけが住んでいない。

IllustratorやMIXが住んでいる。

他にもmanagerもいた。

後ろを振り返った。

君がいた。

君たちがいた。

ともか

それは…告白でしょ!

織姫(ゆうな)

…え?え?

織姫(ゆうな)

ええええええええええええ!?え?

ともか

んなこともわからないの!?

織姫(ゆうな)

わからないよっ…!!!!

織姫(ゆうな)

え、う、うそ、ん!?

ともか

……そーいえば、ゆうな

織姫(ゆうな)

ん?

ともか

……あんたも、そろそろ受験ね。

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

うん………。

織姫(ゆうな)

怖いなぁ……。

ともか

…何言ってんのさ。

ともか

音楽学校でしょ?

織姫(ゆうな)

…うんっ…!!!!

織姫(ゆうな)

頑張る、けど、怖い‪w

ともか

んはは、頑張りなよー

織姫(ゆうな)

ともかもね!!

ともか

おーよ!

3年生になっても

やっぱり実感わかないなぁ。

大人になっていくんだね…。

私たち……。

そんなことは言えずに

私たちはまた、何気ない日々を過ごす。

こんな日々もいつか終わると思うと

少し、寂しいなぁ…。

ともか

えっ

織姫(ゆうな)

え?

織姫(ゆうな)

どうしたの!?

ともかはスマホを見て、驚いた。

スマホに新着ニュースが出ていた。

スモールデビル 解散を発表

織姫(ゆうな)

えっ!?!?!?!?!

思わず声が出る。

大人気女子高生アイドルグループ「スモールデビル」の解散を今日発表した。

発表は桐崎美麗さんからの発表だった。

スモールデビルのメンバーもまだ、解散理由を把握していない。

ファンは事務所に大批判を述べた。

織姫(ゆうな)

う…そ…

ともか

し、信じらんない…

ともか

だ、だって、あの人気なグループが………。

ともかは驚きだった。

ともかはファンでもないのに、驚いていた。

新聞部の新聞ではもうその記事について取り上げられていた。

教室にはファンらし気人が泣いていた。

織姫(ゆうな)

………

桐崎さん………。

最初に思い浮かんだのは、桐崎さんだった。

数時間前

桐崎美麗

………

私は学校を休んだ。

今日もレッスンがある。

マネージャに呼び出されたけど、きっと新曲のことだろう。

また、あいつらに会わなきゃいけない。

そのことが苦痛だった。

桐崎美麗

……

ドアが開く。

藤宮優良

藤宮優良

おはようござい…ま……

優良が入ってきた。

桐崎美麗

…おはよう。

藤宮優良

…。

優良は私の横を通りすぎる。

荷物を置いた。

そして座って柔軟し始めた。

私も座って柔軟をした。

藤宮優良

藤宮優良

………妄想で終わらせてやる。

桐崎美麗

……絶対にそうはさせない。

何のことか分かっている。

お互い、分かっている。

新曲のセンターは、私だ。

絶対に、センターをとる。

目の前の鏡に映った私を見る。

下り道はいい。

上がり坂を登って行こう。

それでいい。

それでいい。

それで、いいんだ。

しばらくしてから、他の3人も集まった。

初音幸子

えっ、てかさぁ優良ゎどうなの?

藤宮優良

何が???

隣で幸子と優良が話していた。

初音幸子

ぇ?センターの自信だよ笑

藤宮優良

あぁ‪w

きっと2人はこちらを見ている。

私はアップを続ける。

初音幸子

んふふ、行けると思うよ‪w

初音幸子

優良ならね…‪w

藤宮優良

…うん。ありがとう。

初音幸子

ねぇ、美麗…?

桐崎美麗

……何

初音幸子

美麗は今回、2位かなぁ?

幸子は私の顔を覗いた。

初音幸子

初音幸子

……甘くみんなよ。

初音幸子

…最下位から追いついてやる。

初音幸子

お前なんかぶっとばして、メンタルぼろぼろにしてやる。

初音幸子

そしてこっから出てけ。

桐崎美麗

桐崎美麗

桐崎美麗

ご勝手にどうぞ。

初音幸子

……お前なんて、顔だけよ。

初音幸子

ストレスでその顔もなくなっちゃえばいいのに。

藤宮優良

桐崎美麗

桐崎美麗

べべが何言ってんの??

桐崎美麗

…トップに嫉妬なんてガキっぽいよ。

初音幸子

………お前っ……

初音幸子

あたしゃ、頑張ってんだよ!!!!!!!!

桐崎美麗

頑張った…?

桐崎美麗

桐崎美麗

知るかよ‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w

桐崎美麗

別に努力したからー頑張ったからーとか知らないんだよ。

桐崎美麗

見て貰えなかったら見て貰えない、これで終わり。

桐崎美麗

この世界は結果が全て。

桐崎美麗

頑張ってなくなって、才能で結果を出すのもありなの。

藤宮優良

美麗……

桐崎美麗

……美麗とあんたは結果の差よ。

初音幸子

桐崎美麗

結果がぼろぼろなやつはこの世界にはいらないんだよ。

初音幸子

……あんたはっ

初音幸子

才能でここまで来たの…!?

桐崎美麗

桐崎美麗

さぁね?

桐崎美麗

努力でも来たよ。

桐崎美麗

ひらめき1%
努力99%

桐崎美麗

……これ、エジソンの言葉。

初音幸子

桐崎美麗

……ひらめきは、才能…。

桐崎美麗

どんだけ努力したって。

桐崎美麗

才能がないとさ、完全にはなれないの。

藤宮優良

初音幸子

桐崎美麗

私にはきっと、才能の1%があった。

桐崎美麗

そう信じてる。

桐崎美麗

桐崎美麗

あなた達にはないの?

初音幸子

………お前なんかっ…!!!!!!!

幸子が私を叩こうと手を出す。

藤宮優良

幸子っ…

優良は驚いたように私たちを見た。

幸子の、手は

私の頬に…当たる…

直前に勢いよくドアが開いた。

そこにはマネージャーがいた。

マネージャー

あんた…たち……

いつもの張ってる声が無かった。

桐崎美麗

マネージャー

解散よ!!!!!!!!

…え?

幸子の手は落ちた。

優良は尻もちをついた。

ペットボトルを落とす音。

そして声が聞こえる。

桐崎美麗

う…そ、でしょ

私の声。

マネージャー

社長が倒産したわ…。

マネージャーが頭を抱え込んだ。

マネージャー

「他のグループは捨てがたい。」

マネージャー

「スモデビを捨てる」、のことよ。

藤宮優良

藤宮優良

んざけんなっ…!!!!!!!!!!

藤宮優良

私たちの今までは何だったんだよ!!!!!!!!

マネージャー

……優良、落ち着いて

藤宮優良

落ち着いてられっかよ!!!!!!

藤宮優良

くそハゲ長をだしやがれ!!!!!!!

藤宮優良

話を付けてやる、付けてやる、付けてやる、付けてやる!!!!!!!!!!

桐崎美麗

優良っ………

初音幸子

いやっ………………………

幸子は泣いていた、

他の2人も、泣いていた。

私だけ、放心状態だった。

1番マシな私を発表者とした。

マネージャー

あなたはこれを言うだけでいい。

マネージャー

それから考えましょう。

桐崎美麗

桐崎美麗

はい。

私は返事をしてしまった。

藤宮優良

待ちなさいよ!!!!!!

藤宮優良

美麗!!!!!!!!

桐崎美麗

優良…

藤宮優良

まだ、時間はあるでしょ!?!?!???

藤宮優良

決めないといけないこと、たくさんあるでしょ!!!!!!!!

マネージャー

理由は述べられない、と言いなさい。いいわね?

藤宮優良

美麗っ!!!!!!!

桐崎美麗

えっ…あっ…え……

藤宮優良

あんたは!!!!!!

藤宮優良

解散したら、どうするのよ!!!!!!!!

藤宮優良

何も無くなるじゃないっ…!!!!!!!!!

マネージャー

マネージャー

黙りなさい!!!!!!!!!

藤宮優良

桐崎美麗

マネージャー

美麗、これは仕事よ。

藤宮優良

桐崎美麗

マネージャー

辛いのは分かるわ。

マネージャー

でもそれは後にしましょう?

マネージャー

今はお芝居よ、これを読むだけ。

マネージャー

質問になんて答えなくていい、無感情でいなさい。

マネージャー

いいわね?

藤宮優良

藤宮優良

美麗……

初音幸子

初音幸子

桐崎美麗

私は周りを見た。

仕事だ。

桐崎美麗

仕事なんだ。

桐崎美麗

桐崎美麗

桐崎美麗

はい。分かりました。

藤宮優良

藤宮優良

う…そ、でしょ……

初音幸子

うっ…えっ…あぅ…

マネージャー

……それでこそ、よ。

マネージャー

ありがとう。

桐崎美麗

…はい。

記者「どういうことですか!」

桐崎美麗

桐崎美麗

先程申した通りでございます。

桐崎美麗

理由は…述べられませんが解散、ということです。

スモールデビル解散

スモールデビル…解散……

もう、ここに居れない…の、かな

スモデビとして………。

すると何故か涙が込み上げてきた。

違う、こんなの違う。

こんなお芝居じゃないっ……。

無感情のお芝居だ…、なのに

なのに

なのに

なんで

なんで

なんで!!!!!!

こんなに悲しいんだ?

こんなにも大嫌いなメンバーの顔が

思い浮かぶんだ?

こんなの、おかしいよ

おかし…いよ……

その瞬間、自分のしていることが間違っていると気づいた。

桐崎美麗

桐崎美麗

ちょっと待ってください!!!!!!!

桐崎美麗

今、今のは!!!!

桐崎美麗

今のは!!!!!!!

桐崎美麗

撤回…っ……

マネージャー

撤回などありません。

横にはマネージャーがいた。

マネージャー

突然のことですが、ご了承ください。お願いします。

マネージャーは頭を深々と下げた。

ここで下げては駄目なんだ。

でも

何故か

頭を下げた。

マネージャーだって苦しいはずなのに

なぜあんなにお芝居が上手いの。

あぁ。

分からない。

誰か、教えて。

なぜ、こんなに悲しいんだ。

会見が終わると

優良はもういなかった。

マネージャー

……明日、また集合で。

…返事するものはいなかった。

私たちは家に帰ろうとした。

何も

考えられなかった。

だから

駄目なんだ。

もう

遅いんだ。

終わったんだ。

全部。

何も。かも。

織姫(ゆうな)

…桐崎さん!!!!!!

桐崎美麗

憎らしい、嫌いな声。

綺麗な、嫌な声。

桐崎美麗

桐崎美麗

………織姫……。

織姫(ゆうな)

……桐崎さん…。

織姫(ゆうな)

ニュース、見ました。

桐崎美麗

桐崎美麗

そう…。

織姫(ゆうな)

……アイドルの桐崎さんは素敵です。

桐崎美麗

織姫(ゆうな)

でも、普通の桐崎さんも素敵です。

織姫(ゆうな)

きっと、分かってくれる人はいるはずです。

桐崎美麗

……あなたは何も分かってないじゃない。

織姫(ゆうな)

……え?

桐崎美麗

何も、分かってない。

織姫(ゆうな)

……

桐崎美麗

何も分かってないから、綺麗事ばっかりなんだ。

織姫(ゆうな)

………

桐崎美麗

死なないで、とか言うんでしょ。

桐崎美麗

言ってるんでしょ

桐崎美麗

桐崎美麗

止めてるんでしょっ!!!!!!!!!!

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

そうですよ…そうですよ!!!!!!

織姫(ゆうな)

私はそんな綺麗事が好きなんです!!!!

桐崎美麗

バッカじゃないの!?!?!!?!?

桐崎美麗

……綺麗事は!!!!!!!

桐崎美麗

汚くなるだけなのっ…!!!!!!!!!

桐崎美麗

何も変わらないの、何も。

桐崎美麗

汚いのも、綺麗なの…!!!

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

何を演じているんですか?

桐崎美麗

織姫(ゆうな)

何役ですか?

桐崎美麗

…は?

織姫(ゆうな)

今も、そうやって

織姫(ゆうな)

ホントの桐崎美麗を隠してる。

織姫(ゆうな)

あなただって、本当は

織姫(ゆうな)

綺麗事が好きなんでしょ。

桐崎美麗

織姫(ゆうな)

綺麗事で、

織姫(ゆうな)

心を落ち着かせてた。

織姫(ゆうな)

私と同じ。

桐崎美麗

桐崎美麗

………違う。

桐崎美麗

違う。

桐崎美麗

違う!!!!!!!!!!

織姫(ゆうな)

……汚いのが綺麗。

織姫(ゆうな)

全てはそうじゃないっ…!!!!!!

織姫(ゆうな)

綺麗も綺麗なのっ…!!!!!!!!!!

桐崎美麗

…何よ、何も何もなかったのよ!!!!!!

桐崎美麗

何も、ただの偶然でしか無かった!!!!!!

桐崎美麗

こうやって産まれて、アイドルになったのも偶然で!!!!!!!!

桐崎美麗

解散して、落ちるのも偶然なんだよ!!!!!!!

織姫(ゆうな)

運命は

織姫(ゆうな)

偶然と偶然が

織姫(ゆうな)

重なってできるもの

織姫(ゆうな)

です。

桐崎美麗

織姫(ゆうな)

偶然は運命と変わります。

織姫(ゆうな)

…確かに、偶然かもしれません。

織姫(ゆうな)

でも、それは偶然へと変わっていくんです。

織姫(ゆうな)

運命は、偶然であり、

織姫(ゆうな)

偶然は運命であるんです。

桐崎美麗

織姫(ゆうな)

あなたと出会うのも偶然で

織姫(ゆうな)

あなたと出会うのも運命です。

桐崎美麗

織姫(ゆうな)

………運命を信じるときや信じない時。

織姫(ゆうな)

それを判断するのはあなたです。

織姫(ゆうな)

正解はありません。

織姫(ゆうな)

運命を選んだ先には

織姫(ゆうな)

偶然という、運命があります。

桐崎美麗

織姫(ゆうな)

何個もの偶然という運命を感じて、

織姫(ゆうな)

人は一生を過ごすんです。

桐崎美麗

桐崎美麗

桐崎美麗

…とんだ、綺麗事だね。

織姫(ゆうな)

…そうですよ。

織姫(ゆうな)

でも、その綺麗事の運命を信じてるから

織姫(ゆうな)

あなたと出会える偶然があります。

織姫(ゆうな)

織姫(ゆうな)

後悔はないです。

桐崎美麗

空が曇る。

綺麗な灰色だな。

空が曇る。

汚いの灰色だな。

運命を生きゆく私。

偶然を生きゆくあなた。

あなたはどっちですか。

次回予告

RION

ねぇ

織姫(ゆうな)

RION

もう

RION

許さないから

もう、許されない。

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さよなら すごすご(*´ `*)

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歌い手になりました。

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コメント

19

ユーザー

桜さん!すご民だ!♡♡ いらっしゃい!!! ありがとうございます…!! 楽しみにしてて下さいねっ

ユーザー

「運命は 偶然と偶然が 重なってできるもの」 その通りだなと思いました。名言ですね!続き待ってます!

ユーザー

くまちゃん、 さいこっ…🌟。:*

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