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テラーノベル(Teller Novel)

璃恋

こーだくーん!

るぅと

天宮さん!どうかしたんですか?

璃恋

今日の生徒会って15:00からだよね?

るぅと

そうです!一緒に行きませんか?

璃恋

うん!行こ!

あれから数日後

私は黄田くんの中学時代を知り、黄田くんがこの高校に裏口入学したのではないかという噂はもう信じていなかった。

るぅと

ていうか、いつになったらるぅとって呼んでくれるんですか?

るぅと

先輩たちのことは下の名前呼びなのに

璃恋

えー、じゃあわかった!

璃恋

私は黄田くんのこと、るぅとくんって呼ぶから

璃恋

代わりに、るぅとくんは敬語やめて?

璃恋

同学年なのに敬語使われると距離感じるし…

るぅと

!!

るぅと

わかった!あらためてよろしくね、璃恋ちゃん

璃恋

っ!!

るぅと

?照れてるの??なんで??

璃恋

うっうるさいな!授業始まるよ?

るぅと

はっ!次は数学だったっけ?急がなきゃ

璃恋

ん、今日自習だって、数学

るぅと

えっ、そうなんですか?!

璃恋

さっき友達から聞いたんだ、"黄田くん"

るぅと

あ、ごめんなさい

璃恋

やっぱそんなすぐ慣れないよね

るぅと

癖だから…

璃恋

ゆっくりなおしてこ?私に対して緊張とかいらないし

るぅと

緊張とかじゃないんだよ?璃恋ちゃんには心開いてるし。

璃恋

えっ、あっ、そ、そうなんだ?

るぅと

??ほら、教室もどろ?

璃恋

う、うん!

美彩

ちょっとちょっと、璃恋ちゃん!

教室に戻り席に着くと、後ろにいたクラスメイト、みあちゃんに声をかけられた。

璃恋

みあちゃん?どしたの?

美彩

いつの間に黄田くんと仲良くなったの?!

美彩

前は黄田くんの裏を暴く的なこと言ってたじゃん!!

璃恋

え?あぁー、確かにそんなこと言ったかも

璃恋

でも、るぅとくんは悪い人じゃないよ

美彩

え?

璃恋

今は生徒会で一緒に仕事してるけど、作業早いし、いつも手伝ってくれるし

璃恋

ほんとに、頼りなるんだよね

美彩

るぅと

僕の方こそ、いつも頼りにしてるよ、璃恋ちゃん

璃恋

る、るぅとくん?!

頭上から声が聞こえ、顔を上げると、そこにはるぅとくんがいた。

るぅと

そんなに褒めても何も出ないよ

璃恋

いやそういうことじゃ…

るぅと

素直になってよ〜、ほんとは僕のこと頼りにしすぎて僕いないと生きていけないくせに

璃恋

そんなこと言ってないし思ってもないから!!

美彩

…2人って、付き合ってるの?

るぅと

はい、そうでs

璃恋

付き合ってるわけないじゃん!!

るぅと

?!?!

璃恋

なんでそんな驚いてるのよ…

美彩

付き合ってないの?

璃恋

当たり前じゃん!

るぅと

………

美彩

でもさ、なんか距離近くない?カップルに見えるよ

るぅと

ですよn

璃恋

なわけないじゃん!

美彩

そ、そっか…

璃恋

で、るぅとくんは何か用?

るぅと

はい…。今日の会議場所、生徒会室から会議室に変更だって

璃恋

ん、おっけー、ありがとね

璃恋

ところで会議室ってどこ?

るぅと

はぁ…。一緒に行く?

璃恋

え、いいの?!ありがとう!

るぅと

どういたしまして。じゃ、またね

るぅとくんは私の頭に手を置いて、自分の席に戻って行った

璃恋

ね、頼りになるでしょ??

美彩

…………

璃恋

み、みあちゃん?どうしたの、口開いてるよ?

美彩

いや、大丈夫!生徒会頑張ってね!

美彩

(なんでこれで付き合ってないって言えるんだろう)

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