あまね
あまね
あまね
あまね
BADENDで今悩んでるんですが
あまね
Happyendで
いきます!
あまね
いってらっしゃい!
あてんしょん!...以下省略
if
初兎を家まで連れ帰り
ベットに寝かせ一段落着いた
if
if
普通とは違い
ハァハァと苦しそうな息遣い
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その額に ゆっくりと手のひらを押し当てると
if
冷たい手に体温が伝わった
もとの初兎とは違う
発熱を示した熱い額
if
if
if
if
if
お粥
その言葉を発すると
何かを思い出したかのように 下を向いた
if
悠佑
懐かしいなぁ
if
悠佑
if
悠佑
ちょっと待っとってな?
そう言って部屋をでていき、数分経つと
熱に魘されて号泣してた俺に
悠佑
if
悠佑
悠佑
白い湯気をふわふわとたてたお粥を 持ってきてくれた
if
悠佑
俺が「食べる」と言うとあにきは 嬉しそうな顔をして
悠佑
って、頭を撫でてくれたんだ
if
悠佑
重たい体を持ち上げて
ゆっくりと口に運んだお粥
if
if
悠佑
信じられないほど美味しかった
if
悠佑
そう言って少し首を傾けて
安心したように笑う彼も すごく綺麗
if
悠佑
食べ終わると俺が寝付くまで ずっとそばに居てくれた
悠佑
暖かくて 優しくて 綺麗で 力強い
そんな彼の声は
if
すぐに俺の眠気を誘う
if
微かに目尻に涙の跡がある俺に
悠佑
静かに額に口付けをして
悠佑
ゆらっと部屋を出ていった
あの日から俺は熱が出る度
あにきに教えてもらったお粥を作った
if
それでもあにきの味にはならなくて
何か足りない
そんな気がしてならなかった
if
悠佑
if
つくっとる?
悠佑
if
if
悠佑
悠佑
誰でも真似出来ると思うんけどなぁ
if
悠佑
if
何回聞いても答えは同じ
まろに教えた作り方でやってる
簡単だから、誰でも真似出来る
それでも違うんだ
if
美味しかったお粥にならない
作り方は間違えていない
味も近いけど
なにか足りない
もやもやは晴れることなく月日は流れた
if
if
if
if
if
もしかしたら
上手くいくかもしれない
if
初兎を起こさないように静かに静かに
部屋を出た