偏見

それは、時に差別に値する

男が男を好きになんのは

気持ち悪いとか

血に魅力を感じ、吸いたくなるのは

破綻者だとか

長い間、ヴィランと何度も接したから

なんとなく、分かってきた

ただ一つだけ

嬉しさが勝ってしまった

あいつから、その言葉が出たこと

あいつは偏見なんか持ってない

真っ直ぐに、人間を尊重している

誰もいない部屋で

あいつの顔を思い出し、フ、と息が漏れる

最近、やっとハッキリしてきた事がある

ずっと考えていた

緑谷ばかり気にかけるのも

それにイライラするのも

何でそんな顔で

緑谷のこと見てんだよ

昨日否定しただろうが

もちろん

分からない問題などない

ー移動教室ー

ー実技演習ー

ー爆豪sideー

疲れた

特にいつもと変わらない日

疲労の原因があるとするなら

それも急に

直接的に俺に関わって来るようになったのは

昨日の放課後、個性の話をした日

あいつ、もしかして