驚いて目を見開く。

僕の視線の先に立っていたのは。

柔らかそうな髪を揺らして、呑気そうな声を発する相手は。

初兎ちゃんとリアルで会ったのは、オフイベの時だけだし、

最初、軽〜く挨拶しただけで

家の場所は教えていない。

初兎ちゃんのマシンガントークがやっと止まった。

クレープ屋さん近くのベンチに座り、早速食べる。

服屋、ゲーセン、クレープ屋、と色々周ったので少し休憩を取る。

先程よりも少し楽しそうな感じが、言葉の端々から読み取れる。

あまり食べていないところのクレープを、初兎ちゃんへ差し出す。

僕の気遣いを知ってか知らずか、僕が食べていた所を、初兎ちゃんもかじる。

口を開けて、初兎ちゃんのクレープを待っていたところ。

初兎ちゃんがにやにやしながら、嘘の泣き真似をして見せる。

いたずらっ子みたいにおちょくる初兎ちゃんと、面倒くさそうにしながらもきちんと対応するいふくん。

やっぱり、そんな二人のほうが

♡？？？⇒