俺の名前は清正

こう見えて東卍のメンバーだ

学校に行くのは正直だるいが

グループ内での ルールだから仕方なく行っている

たまーにおもちゃ同士で 喧嘩をさせたりもするが

飽きたらすぐ辞める

弱いやつならなおさらな

今日は転校生が来るみたいだが

めんどくせぇな....

あ

そうだ

俺が可愛がってやればいいんだ

どんなやつが来んのかなぁ？w

まぁ

楽しませてくれるといいが

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

<イケメンかなぁ？

可愛い女子だといいな〜w>

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ﾄｺﾄｺ

ﾋﾟﾀｯ

ﾆｺｯ

<は？マジかよww

<ちょータイプなんだけどw

可愛い〜>

ボーイッシュ系か！>

<女子受けもいいぞ〜

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

起立

気をつけ

例

「「ありがとうございました」」

はーい

ﾄﾞﾝｯ

ﾀｯﾀｯﾀｯ

僕のことも

楽しませてくれそうだ♡

ﾄﾞｸﾞﾝｯ

ﾄﾞｽﾝｯ

<オイキヨマサー

お疲れ様です！！

総長！！

ﾄﾞﾝｯ

ﾄﾞﾝｯ

なんなんだ

この気持ち

熱があるみたいだ。

どうやら俺は

こいつのことを好きに なっちまったみたいだ

それから数週間

俺はあいつと時間を過ごした

他校の喧嘩買ったり

飯食ったり

ゲーセンいったり

楽しかった

そんなある日

あいつが変な男に 絡まれているところを見た

当たり前だとは思うが

好きな女が男に絡まれて 困っているのに

ムカつかないわけがないだろ

助けないわけがないだろ

だから

俺は....

言ったんだ

ここからは漫画でよくある話をするが

大抵のパターンは

ここで顔を赤くして

相手に惚れるという シチュエーションだろう

なのに

お前は見たことの無い顔をして 震えていた

「男の子なんだよ」

俺は全然優しくなんかねーよ

だって

自分の気持ちに 嘘ついちまったからな

まぁ

この気持ちは

墓まで持っていくとしよう

俺が初めて好きになったのは

どこにでもいる

普通の男子中学生でした

終わり