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カラ松
君は…誰だ……？
𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃
僕は松野一松
カラ松
明日デートだな♪
一松
うん……。
こいつは松野カラ松 次男、僕の兄で恋人でもある。
一松
明日どこ行くの？カラ松が決めたんでしょ？
カラ松
あぁ、一松知ってるか？最近新しくできた猫カフェがあると！
一松
え、なにそれ知らない…。
カラ松
そこへ一松と一緒に行きたいんだ!!
一松
え、カラ松は逆にそこでいいの？
カラ松
一松が笑顔ならそれだけで嬉しいぜ♡
一松
っ……///
カラ松
あ、照れてるな？可愛いヤツめぇ♡
一松
う、うるっせぇっ!!//
ドンッ
一松
(+。+)ｲﾃｯ
おそ松
あ、ごめん！
カラ松
！一松!!危ない!!
一松
うわっ？！
一松
ってぇ…。
一松
あっ、カラ松、大丈夫？
カラ松
ん……
一松
え、え？カラ松…？
カラ松
…………
一松
カラ松…！カラ松!!
一松
カラ松……。
カラ松
ん……(ﾊﾟﾁ)
一松
！カラ松!!カラ松、大丈夫？
カラ松
…ここ、は……？
一松
病院だよ、カラ松俺を庇って階段から落ちたんだよ……。
一松
今、おそ松兄さん達もこっちに向かってるって…。
カラ松
……。
一松
よかった……。
一松
一時はどうなるかと思った……。
カラ松
なぁ、
一松
え、なに？
カラ松
君は…誰だ……？
一松
え……？
カラ松
すまない、俺、君が誰か分からない……。
一松
カラ松……？
医師
自分の名前や年齢は覚えてますか？
カラ松
松野カラ松、20数歳です…。
医師
ふむ、では彼の事は？
一松
！
カラ松
分かりません……
一松
(カラ松……)
医師
ふむ、なるほど、もし彼に関する記憶だけが無くなっているのなら記憶障害の一種かもしれませんね……。
一松
記憶障害……?!
医師
はい、頭を強く打ったようですし、きっとそれが影響しているのでしょう。
一松
そんな……。
医師
検査結果に異常はなし。
医師
一時的なものかもしれないので、少し様子を見てみましょう。
医師
無理に思い出そうとするのもかえって良くありません、何かをきっかけに戻る事もありますから。
医師
とにかく普段通りに過ごしてみて下さい。
カラ松
はい…。
一松
……。
一松
(僕のせいだ……。)
一松
(僕がカラ松の事下敷きにしちゃったから。)
一松
(カラ松のあんな目見たことない…。)
一松
(生まれた時からずっと一緒にいて、一番傍にいて、大人になってもずっと一緒にいたのに……。)
一松
(あんな、初めて会った人を見るような、初対面の人を見るような目……。)
一松
(このままカラ松の記憶が戻らなかったらどうしよう……。)
僕は不安で不安で仕方なかった。
そしてそんな僕の不安は的中した…。
おそ松
あ！一松、おはよ〜！
一松
あ、おはよう…。
おそ松
カラ松階段から落ちたんだって？俺が一松にぶつかったせいだろ？ほんとにごめん！
一松
あ、いや、うん……。
一松
(謝って済むなら警察はいらねぇ……(泣))
おそ松
あ！カラ松！おはよ！
カラ松
あぁ、おはよう…。
おそ松
カラ松、ごめん！俺が一松にぶつかったせいで階段から落ちたんだろ？ほんとにごめん💦
カラ松
あぁ、俺は全然大丈夫だぞ？
おそ松
なら、いいんだけどさぁ…。
チョロ松
あ！カラ松、大丈夫だった？階段から落ちたんでしょ？
カラ松
おう、チョロ松、全然平気だぜ……。
十四松
あ！カラ松兄さん！ほんとにだいじょーぶ？
カラ松
あぁ、十四松、大丈夫だ…。
トド松
あ〜もう！カラ松兄さん！心配したんだからね！
カラ松
あ、トド松、すまないな、心配かけて……。
おそ松
俺が言えたことじゃないけどあんま無理すんなよ！
カラ松
あぁ…ありがとな……。
一松
…………。
カラ松
あ、おはよう……。
一松
おはよ……。
カラ松
あ、なぁおそ松、気分転換に釣りに付き合ってくれないか？
おそ松
え？あぁ、いいけど、珍しいね俺誘うなんて、いつもは一松と行くのに。
カラ松
え？あぁ、そう、だったか？
おそ松
あー、じゃあ俺ら釣り行ってくるわ…。
トド松
いってらしゃ〜い♪
十四松
行ってらっしゃいマッスル！
チョロ松
行ってらっしゃい
一松
(カラ松…やっぱり、俺に関する記憶だけが無くなってるんだ……。)
一松
(まぁ、すぐには思い出せないよね……昨日の今日だし、しょうがないよね……。)
一松
(先生も無理に思い出そうとするのは良くないって言ってたし。)
一松
(思い出すまで待っておこう…。)
長兄
ただいま〜
一松以外
おかえり〜
トド松
あ、じゃあバトンタッチ！僕と十四松兄さんでジョギング行ってくる〜♪
十四松
あい！
カラ松
あ、トド松俺も行っていいか？
トド松
え？まぁ、いいけど。
十四松
僕もいいよぉ！
末＋カラ
行ってきまーす！
一松以外
いってらしゃ〜い！
末＋カラ
ただいま〜
一松以外
おかえり〜
チョロ松
僕ちょっとハロワ行ってくる。
トド松
あ！じゃあまたバトンタッチね！
カラ松
あ、チョロ松、俺も行っていいか？
チョロ松
え？
カラ松
あ、ダメか？
チョロ松
え、いやいや……。
チョロ松
いつもは一松と一緒にいるのに今日どうしたの？
カラ松
え、
一松
…………。
おそ松
確かにね〜。
十四松
確かに！
トド松
あぁ、言われてみれば、
おそ松
今日のお前らなんかおかしくない？
カラ松
…………。
一松
…………。
おそ松
まさかのまさかだけど、二人喧嘩した？
カラ松
あ……、えっ、と…………。
おそ松
え、え！マジ？
チョロ松
え、嘘でしょ?!二人が喧嘩って珍しいね。
十四松
珍しいっすね！
トド松
まぁ、早めに仲直りしなよ？
カラ松
あ、あぁ……。
一松
…………。
一松
はぁ……。(今日一日めちゃくちゃぎこちなかったし、気まずかった……。)
ガラッ
一松
∑( '-' ；)ビクッ
カラ松
あ……。
一松
あ……、
一松
カラ松、あ、えっと、……。
一松
頭打ったとこ大丈夫？
カラ松
あ、あぁ、もう大分回復してきたし……。
一松
そっか、なんか、その…ごめん……。
カラ松
あぁ、いや大丈夫だから謝らなくていい……。
カラ松
それより、俺の方がなんか申し訳ない……やっぱり、俺、君の事全然分からなくて……。
一松
き、気にしなくていいよ…先生も無理は体によくないって言ってたし…。
カラ松
あぁ、ありがとう……。
─それから、 一週間、 二週間、 三週間、 経ってもカラ松の記憶は戻らなかった…。
手違いで消えてしまって申し訳ございませんm(_ _)m
もう一度 ♡24 頼みます…。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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