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テラーノベル(Teller Novel)

アルバート

次、これもお願いするね

ウッド

はぁあ!?また増えた!

ウッド

やっと大量の資料請求の返信とか終わったのに!?

アルバート

ウッドは仕事をこなすのが早いからできるはずだ

エドガー

どんまいヽ( ・᷄∀・᷅ )ポンポン

ウッド

エドガー後で張り倒す

アルバート

頼んだよ

ウッド

やっときまーす

ウッド

なんでだぁあああああ!

ウッド

ここに戻ったらブラックやしずっとあっちに居てぇ!!

エドガー

それは無理な願いっすなw

サラ

あ、いたいたウッドさん

そこに常務取締役のサラがやって来る

ウッド

え、はサラさん!?

ウッド

いつもお世話になっております

エドガー

珍しいっすね、取締役が一般に来るなんて…

エドガー

なにか用ですか?

サラ

ウッドさんに少し用があるの

エドガー

んじゃ俺は離れておきます

ウッド

何でや別に離れんでもいいんじゃ──

サラ

ちょうど2人きりで話したかったの、ありがとうね

エドガー

なんとなくですよ

エドガー

それじゃあ俺は他のことしてるから〜

エドガーは2人の時間を邪魔しないように去っていった

サラ

ウッドさん、この後暇ですか?

ウッド

え、仕事がはよ終わったら暇だが…

するとサラは耳元まで近づいてこう囁いた

サラ

この後遊びに行きませんか?((ボソッ…

ウッド

は…はい!?

ウッド

(これはなんだ…誘われてんのか?)

サラ

はいって言った!了知ね

ウッド

いや違うこれは──

サラ

14時に噴水広場に集合ね((ボソッ…

サラ

あと、誰にも言わないで…じゃ((ボソッ…

ウッド

ちょ、サラさん!?

止める暇もなくサラは駆け足で去っていった

入れ替わりでエドガーが戻ってくる

エドガー

やっぱ気になって戻って来た…ってもう行ったのかよ!

エドガー

なんの話だったん?

ウッド

……どうしよ

エドガー

え…?

ウッド

言えねぇてか言うなって言われた…

ウッド

だからすまんエドガー、今日の昼一緒に行けねぇわ

エドガー

行けないということは誘われたとか…?

ウッド

…そんな感じだ

エドガー

(σ´³`)σヒュ〜♪

エドガー

これはいい予感がしますなぁ!

ウッド

悪い予感しかしねぇ…

ウッド

とりあえず早く終わらせて行ってくるわ

エドガー

頑張れぇ

ウッド

少しは手伝ってくれ!

エドガー

(・Д・)え〜めんどくさい

あの後結局ウッド1人で仕事をこなしていたが

予想以上に簡単な作業だったため、予定時刻より早めに来てしまった

ウッド

ここであってんだよな…?

サラ

あらウッドさん、早いですわね…

サラ

待たせちゃったかしら?

ウッド

全然、むしろ俺様が早すぎました

ウッド

思った以上に早く終わったから…

ウッド

んで、遊びに行くってどこにだ?

サラ

とは言っても本当に遊ぶわけではありませんわ

サラ

少し、協力してほしいことがありまして…

ウッド

なんだ?

サラ

着いてきてください

そう言ってサラはウッドの手を引っ張って無理矢理連れていく

ウッド

ちょちょ、痛いって…!

デビット

ほんとにさぁ…まだですか?

ジョン

おいおいまだかよあの女

ヘンリー

金を出さなかったら女でもボコしてやる

使われていない工場に、男性3人が佇んでいる

その様子をウッドとサラは覗いていた

ウッド

はぁ…あの男どもに知らない金を請求されて困ってると

サラ

そうなの、今日ここに呼び出されて1人じゃ心細いから…

ウッド

なんで俺や?

ウッド

社長呼ぶのが1番やろ…

サラ

社長はなんか嫌だし、ウッドさん見た目が幼いから子供と勘違いするんじゃないかと思って!

ウッド

そんな理由で俺様をチョイスするな

ウッド

まぁ…ここまで来たし手伝ってやんよ

サラ

ありがとう!

サラ

それじゃあ行くよ

ウッド

ああ、なんかあれば──説得すればいいしな

ウッド

(そうか、エドガーいねぇから記憶消せねぇ…)

ウッド

(むやみに能力は使えないか)

サラ

き、来たわよ!

ジョン

ああやっと来たか遅せぇよ!

ジョン

何分待ったと思ってんだよ

デビット

さあ早くお金を出してください!

ヘンリー

てか…子供連れてきたのか?

サラ

はい……お金が無いのでこの子を売ろうかと

ウッド

えっ…!?

ウッド

(人身売買かよ俺様の設定!?)

ウッド

(てか待て…俺様やばくね?)

ヘンリー

面白い、ならそいつをこっちによこせ!

ジョン

こいつの臓器を売れば何億、何兆とまでいくぞ

ウッド

ちょ…やめてください!

サラ

早く行きなさいよ、じゃないと…死んでしまうじゃない!

ウッド

(扱いひでぇなサラさん…)

ウッド

い、嫌だ…!

ジョン

デビット、こいつを引っ張ってあっちに閉じ込めておけ!

デビット

はい、わかりました!

デビットはウッドの胸ぐらを掴み、引きずる

ウッド

(デビット?専務取締役のやつか…?)

ウッド

くっ…痛い痛い!

デビット

バタバタしない!さあこっちだよ!

ウッドはそのまま隣の部屋まで引っ張られた

デビット

おりゃ!そこでじっとしてなさい!

デビットはウッドを部屋に放り投げた後、どこかに去っていった

ウッド

がはっ…乱暴にすんな!

ウッド

にしてもこの状況どうしようか…人身売買設定だと思わなかったし

天井が低く薄暗い部屋の中、ウッドは思考を巡らせる

ウッド

瞬間移動で一応ここからは脱出できるが…

ウッド

万が一サラさんが来たら──もうどうすんだこれ!?

ガチャン

その時、部屋の隅にあった機械が微動だに動き出した

ウッド

なんだ…?

ウッド

暗くて見えねぇが機械なんかあったのか

ザァアアアアアアアアアア──

機械から水が流れ出した

ウッド

水が流れてる…!?

ウッド

早く何とかしねぇと…!

ウッドは溢れ出る水を頼りに機械に近づく

ウッド

ここか…って水圧やべぇ

ウッド

くっそ……

機械のありかは分かったものの、水圧で近づくことが出来ない

そうこうしているうちに水は身体の半分まで来ていた

ウッド

こうなっちゃ仕方がない、瞬間移動だ──

ウッド

って水に浸っているとできないんだった!

既に首まで水が溜まっている

ウッド

やばい、このままだと溺れるっ…

ウッド

なにかないか…!?

ついに部屋全体が水で覆われた

空気も息を吸う空間もなくまさに絶体絶命

ウッド

(そうだ、フォレースを使えばいける!)

ウッド

(頼む反応してくれ…!)

ウッドは懇願しながらフォレースを投げる

ゆっくりとそれは水中の底に沈み、薄暗い門が開かれた

ウッド

(やった……っ)

ウッド

ぐはっ……

ウッドは急いで門に向かって泳ぎ、間一髪をまぬがれた

サラ

さあさあちっこい魔導師は死んだかなぁ?

デビット

流石に閉め切った部屋なら大丈夫でしょう

デビット

殺せてるはずです

ジョン

だったら様子を見ようぜ!

ヘンリー

おっけーカメラ見せるね

ヘンリーが部屋に仕掛けていたカメラの映像を映す

しかしそこには誰もおらずただ水が溜まっているだけだった

ジョン

はぁああああああああ!?

ジョン

どうゆうことだこれは!

デビット

なんで、しっかり扉も閉めて密室にしました!

ヘンリー

でもどうやって逃げたんだ?

サラ

はぁ、まだ魔導師特有の能力があるって事なの?

デビット

もしかしたらその可能性も…

ジョン

外のカメラは!?

ヘンリー

見ていますが共犯らしき人はいません

ジョン

しゃーない、失敗したことは俺が社長に伝達しとくっすよ!

デビット

ありがとう、次こそ決めよう

セフィロトの樹~風が全てを導く~

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