目覚めるとそこは フワフワとし空間だった
なんとも言えない浮遊感 その浮遊感に私は 不思議と抵抗は無かった
まるで元々浮ける ____とでも言いたげな そんな感覚だった
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
目を擦り 小さく声を漏らす
カーテンの隙間から 朝の日差しが差し込む
冬羽
冬羽
未だボーッとする 意識の中ベッドから出る
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
ドタドタと騒がしい音が 弥月家の家中に 響いた
冬羽
冬羽
薇兎錑
呆れ気味に冬羽に 話しかけたのは 幼なじみでありクラス1の ネタキャラの薇兎錑だった
冬羽
冬羽
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
冬羽
____結果
薇兎錑
クラスメイト
もはや満場一致 と言っても過言ではない程 居眠りをしていた模様
冬羽
冬羽
冬羽
薇兎錑の肩を軽く 叩く
薇兎錑
薇兎錑
寝ぼけた表情で 冬羽の方を見ており
冬羽
薇兎錑
冬羽
額に手を当て 呆れ気味に黙り込む
この居眠り常習犯は 何故か高校2年に入った時 冬羽の事を推しと 言いだしたのである
クラスメイト
数学教員
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
にへ〜っと だらしない笑顔を 浮かべる薇兎錑
そんなこんなで授業は 終わり放課後になる
薇兎錑
外をボーッと眺めるのが 儂は好きだ
特に理由はないが 何故じゃろうな こう...なんというか...
薇兎錑
感慨深いものが 胸の中を染めるのじゃ
美耶
薇兎錑
声に導かれるように 声のした方へ視線を向ける
美耶
そこにはクラスの中でも 優男と言われる部類の 男子生徒美耶がいた どうやら部活に必要な道具を 取りに戻ってきたらしい
薇兎錑
美耶
美耶
薇兎錑
美耶
美耶
薇兎錑
美耶
薇兎錑
美耶
薇兎錑
美耶
美耶
美耶
薇兎錑
美耶
美耶
美耶
美耶
薇兎錑
少しふっと目を伏せた後 ゆっくり目を開け美耶へ 視線を向ける
薇兎錑
美耶
美耶
美耶
薇兎錑
美耶
薇兎錑
薇兎錑
薇兎錑
薇兎錑
薇兎錑
美耶
薇兎錑
美耶
薇兎錑
薇兎錑
美耶
そうして2人で 笑いあった
その後美耶は 部活を思い出し 慌てて戻って行ったが()
そうして時間は過ぎた
美耶の告白は無事 受け入れられ 冬羽と美耶は恋人同士と なったのであった
薇兎錑は変わらず 居眠り常習犯だったが←
???
あぁ...これは...あの時の...
???
あの時彼奴は...
???
なんと言っておったのかの ____もう...思い出せぬな
???
???
................すまぬ 儂はもう_____
薇兎錑
薇兎錑
ビクッと跳ね起き 周りを見渡す
薇兎錑
薇兎錑
薇兎錑
薇兎錑
半ば無意識の内に 空へ手を伸ばす
薇兎錑
まるで誰かに言うように 一人呟く
映画館デートとは 存外楽しいと感じた
冬羽
美耶
冬羽
なぜなら彼氏美耶が 大の怖がりだからだ
美耶
冬羽
美耶
美耶
冬羽
美耶
冬羽
美耶
当たり前の日 当たり前の会話
ずっとそう思っていた___
美耶
冬羽
美耶
冬羽
美耶
冬羽
美耶
美耶
美耶
冬羽
美耶
結局その日 薇兎錑から電話は 帰ってこなかった
それから次の日
ニュース記事を なんとはなしに 見ていたら
ニュースの1文に 驚く内容が出ていた
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
この時の私は 知るはずもなかった これが絶望への1歩だと
冬羽
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
冬羽
冬羽
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
続きを聞き出そうと した時 扉が開き担任が入ってくる
担任
担任
担任
担任
冬羽
担任
担任
冬羽
担任
担任
担任
担任
担任
担任
理解が追いつかない 担任が何を言っているのかも
周りの反応も 何もかも
頭が理解に追いつけないまま グルグルと回る
美耶が死んだ? 昨日まで一緒にいたのに? 嘘よね?夢よね?
お願い...悪い夢なら..... ____早く覚めて!
薇兎錑
追悼式が行われた
当然お葬式も
美耶の家族とは面識が あったため 私も葬式に参加した
今でも自覚がない それくらい突然で それくらい衝撃があった
冬羽
冬羽
冬羽
そうして何日も 何月も何年も 時間は流れた
色んなものが変わった 生活環境も 親も
それでも_______ 私の時間はあの時から ずっと止まったままだった
冬羽
2人で撮った写真を 見つめ呟く
冬羽
少しずつ自分が 自分というものが 壊れていくのが分かる
今では 悲しいという感情 それだけが私に残された 唯一の感情だった
仕事なんて 見つけられなかった 笑うことも何もかも 絶望で考えられなかった
冬羽
予定表を確認して 呟く
薇兎錑とは高校以来に 会う気がする
薇兎錑
冬羽
冬羽
薇兎錑
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
冬羽
冬羽
薇兎錑
薇兎錑
冬羽
薇兎錑
冬羽
そんな普通(?)の 会話をした私達は 互い帰路についた
あぁ...どこだろここ...
目が覚めると空が 視界いっぱい広がっていた
この浮遊感...どこかで... あぁそっか...これ昔見たやつだ
懐かしいなぁ...にしても... なんか前より浮遊感の他に... 暖かい感じがする...
あぁ...眠いなぁ... 夢の中で寝るって 不思議だなぁ...
冬羽
気がつくとそこは 私の部屋だった
冬羽
私の部屋なのだが その部屋は
冬羽
高校時代の時の 私の部屋だったのだ
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
その内容を見て 思わずスマホを 手から落としてしまう
嘘でしょ? これあの時の夢なの...?
冬羽
冬羽
早鐘を打つ心臓を 手で抑え ベッドに入り 目を瞑る ___やがて意識は微睡みの中に 沈んでいくのであった
冬羽
バッと起き上がり 辺りを見渡す
冬羽
そこは変わりなく 高校時代の冬羽の 部屋だった
冬羽
冬羽
冬羽
状況理解は追いつかない けれど何かがこれは 現実だと囁きかけてくる
冬羽
喉から絞り出すように 呟き支度をする
冬羽
美耶
冬羽
冬羽
美耶
美耶
美耶
冬羽
冬羽
美耶
冬羽
おかしい...あの時... 轢かれたのは美耶だった... それなのに今美耶は 生きてる _____何かが起きてる
担任
担任
担任
担任
冬羽
担任
担任
冬羽
担任
冬羽
薇兎錑が...? なんで...? 絶対おかしい...!
担任
担任
冬羽
担任
冬羽
担任
訳が分からない 担任が何かを言っている それは分かる けれど状況が理解出来ない そのせいか話が全く 入ってこない
結局...薇兎錑が死んだのは 事実であった
それから葬式だっあった それに出てようやく 薇兎錑が死んでしまったのだと 分かってしまった 知ってしまった
明らかな歴史の変化 いやそれとも 私の記憶がおかしいのか 世界がおかしいのか
分からないが 美耶が死んでいなくて 薇兎錑が死んだ それが事実だった
冬羽
少し月日が経った時 目が覚めると森にいた
???
冬羽
???
冬羽
???
冬羽
冬羽
???
夜兎黧
冬羽
夜兎黧
冬羽
夜兎黧
冬羽
冬羽
夜兎黧
冬羽
小さな髪留めを 手渡された その髪留めは 翡翠で出来ており 透き通った輝きがあった
冬羽
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
何これ頭痛い... それになんか... 知らない記憶が溢れて...
冬羽
少しずつ 少しずつその記憶達が 自身のものだと 気づいた
冬羽
思い出してしまった 永遠が自分のこと であること 夜兎黧が知り合い であること ______薇兎錑が夜兎黧の 生まれ変わりであること _______自分が永遠の 生まれ変わりであること そして____そして_________
夜兎黧と恋仲であったこと
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
あぁ...そうか...そういう... そういうことなのか...
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
夜兎黧
そう言うと 少しずつ夜兎黧の体が 透け始める
冬羽
夜兎黧
夜兎黧
夜兎黧
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
冬羽
そこで私の意識は途切れる
冬羽
目が覚めると そこは放課後の教室だった
美耶
冬羽
美耶
冬羽
美耶
冬羽
冬羽
美耶
冬羽
何か...長い夢を 見ていた気がする... どんな夢か忘れたけれど
冬羽
ふとポケットを探る するとそこに何かある事が 分かった
冬羽
それは翡翠で出来た 透き通った輝きがある 髪留めだった
美耶
冬羽
美耶
冬羽
冬羽
冬羽
美耶
冬羽
なんだろう 何か致命的な 忘れてはいけない そんな響きだった 薇兎錑... 聞いたことがあるような ないような ................誰だろ
美耶
冬羽
美耶
冬羽
気づくと私は 涙を流していた その涙を拭う 何度も...何度も... それでも涙が溢れて続け
冬羽
冬羽
あとがき
薇兎錑
薇兎錑
薇兎錑
薇兎錑
薇兎錑
薇兎錑
コメント
1件
一応垢復活用にお試し投稿しちゃったけど本垢こったなんで御理解おねしゃす()