彼が死んで僕は悲しんでいた。
だけどその過去はもう取り戻せない。
僕
お母さんただいま
僕の友達の母
お帰り、カンちゃんのことは聞いてるよ
僕
あぁ
僕の友達の母
(大丈夫かな)
カンちゃんとは僕の友達のあだ名だ。
僕は部屋に閉じこもり彼の死をまだ受け入れられなかった。
次の日
僕のクラスの先生
大事な知らせがある
僕のクラスの先生
佐賀原寛太郎昨日、亡くなった
僕のクラスの先生
信じられないかもしれないが事実だ
同じクラスの男子
死んだんですか?!寛太郎
僕のクラスの先生
あぁ
僕のクラスの先生
死んだことをどうか受け入れてほしい
同じクラスの男子
マジか
同じクラスの女子
なんで死んだの?
同じクラスの男子
えー
同じクラスの女子
えー
僕のクラスの先生
静かにな
その日学校では僕は言うことが一言もなかった。
うちに帰ると僕の友達の母が僕に近づいて来た。
泣いてる様子だった。
僕の友達の母
寛太郎があなたに渡せといった手紙です、読んでください。(ToT)
僕
はい
その手紙にはこう書いてあった。
大親友の星矢へ 僕は君の友達でよかった。ありがとうね。いつもいつも迷惑かけていたよね、ごめんね。この手紙を読んでいる時僕はもういません。今までありがとうね。僕は今日の瀬戸際にいるんだ。母親にも伝えてない間に僕は..僕ゎ..
僕
こ、これを書いた後アイツは死んだんですか(ToT)
僕の友達の母
そう、あなたのことを大事に思っていたよ。
僕の友達の母
死の理由がわからないままあの子は...(ToT)
僕
(ToT)
僕の友達の母
(ToT)
僕は彼の死を無駄にしたくないと思った。授かった命を大切にしていきたいと思った。