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ブクマ失礼しますm(_ _)m続き楽しみです
続き待ってます!
わんくっしょん❕
🗣当作品はnmmnです 本人様、関係者様との 関係はありません 🗣行為シーンはありませんがそれを匂わせる描写を含みます 🗣当作品に登場するのは 苺の💙💗❤️💛です ※メイン>>>桃青、黄青 視点>>>黄 苦手な方はブラウザバッグを お願いいたします
それでは
『なんでもないよ』
Episode.1
すたーと!
『浮気されて悔しくて、 だから自分も浮気してやった。』
こんな話を色んなところで聞く。
それは何処にでもあるような有り触れたシナリオで
半年もすればその話題は 綺麗に忘れられる
周りにとっては大したことないような、ちょっとしたニュースと変わらないから。
隣の家の犬が死んだとか、親戚が階段から落ちたけど軽傷だったとか
その程度のことだから
けれど実はその裏に
“都合よく使われた人間”が存在する
これはそんなお話。
好きだった
下らないことで 楽しそうに笑う彼が
ご飯を美味しそうに食べる彼が
大切な人を大切にする彼が
好き、だった
ただそれだけ。
~♪
深夜1時半、チャイムがなった。
こんな時間に人の家を訪問するなんて一体どこの不届き者だ。
一体、と言ったって大体予想はついているんだけれど。
ガチャッ
僕
僕
予想は的中。
僕
僕
文句を言いながら彼を睨んだ。
そして気付いた、 彼の様子がおかしいことに。
僕
縋るように呟いたその声はほんの少し、掠れていた
僕
僕
僕
どうやら何かあったらしい。
ボロボロな彼を放っておけるはずがなく、僕は彼を家に招き入れた。
僕
ソファに座る彼の前にペットボトルから移しただけのお茶をおいた。
突然の来客にオシャレな紅茶を出せるほど気の利いた家じゃないのでそこは見逃してほしいところだ。
僕
僕
僕
ふは、と弱く笑う姿はやっぱり 少しぎこちない。
目元も少し赤いような気がした。
僕
僕
僕
僕
笑いながら早口で思ってること思ってないことごちゃまぜにして話す
追い詰められた時の彼の癖だった。
僕
急に弱々しくなった 彼の声が沈黙を破る。
その目には涙が浮かんでいた
僕
ころちゃんが彼を愛した分だけ、
好きの量に比例するように 涙が落ちていった
なんて言うべきかわからない
僕には何が出来る?
どう言えばあなたは笑う?
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
嗚呼
言った。
言ってしまった。
一生言うつもりなんてなかった言葉を、よりにもよってこんな時に
付け入るみたいなタイミングで
僕
僕
僕
僕
予想外の返答に少し身構えながら、彼の言葉を待った。
時計の針が動く音すらも煩わしくなるような静寂が僕達を取り巻く。
そんなの
拒めるはずが、なかった
それで貴方が 泣き止んでくれるなら
貴方の心が軽くなるなら
僕は喜んで利用されるつもりだから
だからそんなに泣かないで
世界で1番愛しい貴方は どうか笑っていて
だってそれが僕の幸せだから
貴方は 僕の全てだから
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