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ある日僕は消えた。 大切な彼女を残して。 でも僕は知らなかった。 ここへ来ても彼女の姿が見れるなんて。
ある日僕は消えた。 最後に見たのは、病院から見える夜の空だった。 その日は楽しかった。 彼女と色々な場所へ行った。
僕(小田拓真)
次に見たのは、白い世界だった。
僕(小田拓真)
僕は知らなかった。元気だったから。 歩く道はふわふわで柔らかかった。
神様
僕(小田拓真)
神様
僕(小田拓真)
そう言うと神様は、近くの地面に穴を開けた。 僕はおそるおそる中を覗いてみた。 そこには、酸素マスクをつけて寝ている僕と、 泣いている家族と彼女の姿があった。
僕(小田拓真)
神様
神様
僕(小田拓真)
神様
僕(小田拓真)
神様
僕の彼女へ。 僕のせいでそんな悲しい顔をさせてごめん。 僕は今、星になってこれを書いています。 だから、夜は星を眺めてください。 笑っている星があると思います。 それが僕です。 ずっと見てます。 だから一緒に笑ってください。 大好きです。
僕は思いを込めて彼女にこの手紙を送ったーーーー。