甘党な彼はスイーツよりも彼女に夢中。

start.

Saturday　a.m.09:30

Nakamu side

ﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ

...俺の片思いも16年目って事か。

未だに想いは伝えられてないけど。

○○はずっと男運が悪かった。

○○の元カレは皆、極度の浮気性だったらしい。

付き合っては俺を呼び出し、惚れ話を話してきたし、失恋しては元カレの愚痴をこぼしてきた。

○○の事１番分かってるのは俺だし、○○の事１番幸せにできる自信があるのに、

そう。言えるはずがなかった。

○○は一度付き合って別れた男とは、二度と話さないタイプらしい。

尚更ダメだ。 こんな臆病な自分が嫌になってくる。

何度嫉妬してきた事か。

それでも我慢出来るのは、○○が俺に向けて笑顔を向けてきてくれるから。

その笑顔が、俺だけのものになればいいのに。

p.m.14:15

ああ、何回俺を期待させれば気が済むんだか。

オシャレしてきたのが俺の為な訳ないのに。

僅かな可能性を信じて、期待してしまう。

「俺にしたらいいのに」なんて、口が裂けても言えない。

「今目の前にいる人」って言ったら、○○は困っちゃうかな？

どんなにモテたって、君が好きになってくれなきゃ意味ないんだけどね、

言ってしまった...。

君は本当に、振り向いてくれるかな。

帰り道

ﾊﾞﾁﾝｯ

Na)○○の手を引っ張る

○○の家の前

目を腫らして家に戻ろうとした○○を、俺は１人に出来なかった。

Na)ｷﾞｭｯ

バックハグしてます

○○は静かに泣き出してしまった、

そして俺は驚いて○○を抱きしめていた腕をとっさに離した

でも○○は...

○)ｷﾞｭｯ

返事なんて聞きたくない。 どうせ俺は振られて終わるんだ。

どうしても、君と離れたくない。

○)ｺｸｯ

Na)ｷﾞｭｯ

俺はつい、思いっきり抱きしめてしまった。

Na)ﾁｭｯ

after story　２年後

同棲してます

　Na)ﾋﾞﾁｬｯ

水こぼしました

Na)ﾄﾞｻｯ

Na)ﾁｭｯ

end.