すっごい強い香水の匂い

露出の多い服装

いちいち語尾を伸ばすし

オリビアを見習えあの可愛い天使を

俺はそうこれ以上もない笑顔で対応した

よし俺よくやった

あとは急ぎめにみんなの方へ……

ｷﾞｭｯ…

なっ！？フードを掴まれた！？

はぁ…人が急いでるって言ってるのに話も通じないのか…

しかも大人の遊びってなんなんだ、

……それよりこの状況をオリビアにみられたらまずいな、

この4日間まだオリビアには一度も見られたことはないが

生憎ここは一年の教室前廊下だ

…ちっ、腕を絡めてきやがった

いつもと違い少し低い声で俺の名前を呼んできた

その先はもちろんオリビアだ

あぁ！クソ！何でよりによって腕を組んでるんだ！

何気軽にオリビアと話してんだこのMOBが

それより誤解を解かないといけないな…

ﾄｺﾄｺﾄｺ、、

はぁぁぁ…

くそ！オリビアが勘違いしたじゃないか！

こんなハロウィンパーティーしなければ、、

それよりこの厄介なゲストをどうにかしないとな

お前なんかに言うわけないだろ！！

バチンｯｯ！！！

振られる理由はお前のせいに決まってんだろ！！！

何よりなんだよ平手打ちって、、

くそ、ゴーストの花嫁に打たれずに済んだって言うのに、、

そんな事よりオリビア、

あそこにオリビアが、

…オリビアと、、

レオナ先輩

オリビアは俺に向けた事ないような

きらきら輝いた笑顔 ピンク色に染まった頬

…やっぱり俺なんか駄目なんだ、

俺みたいな 従者で一生幸せに出来そうにない俺みたいなやつは

でもそんな事初めから分かっていた

何よりオリビアはお菓子の国の王女だ

こんな俺より夕焼けの草原の王子様の方が何倍、いや何十倍もお似合いだ

俺は所詮

"期待を裏切ったやつ"

俺はもう帰ろう

寮(カリムの元)へ戻るのと

オリビアが来る前のような何も感じなかったあの頃へ

その時だった＿

あぁ、本当にそうだ

俺も考えすぎたかもしれないな

…何より一番悲しかったのはオリビアだろうに、