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およそ80年以上前
三重県鈴鹿市と愛知県豊川市のふたつの議論で
新しい海軍工廠ができたその名も
豊川海軍工廠
1945年4月1日
市長
せーの！バンザーイ
バンザーイ！
市長
皆さんのおかげで豊川海軍工廠を作り上げることが出来ました
市長
海には遠いですがしっかりと軍兵のところに来てくれると嬉しいです
市長
それでは軍隊と軍長のご挨拶です
軍隊
皆さんはじめまして
軍隊
私はずっと軍をやっていたのでお任せ下さい
軍長
軍長に選ばれました
軍長
どうぞよろしく
文恵
豊川海軍工廠？
家
文恵
お母さん家の近くに海軍工廠？ていうやつが出たんだって！
お母さん
そう、うるさくなりそうだね
お母さん
それでお使いは
文恵
あー！はいこれお米ちょっとしか分けて貰えなかった
お母さん
前よりも少なくなってるじゃない
文恵
ごめんなさいお母さん
お母さん
家族みんな行きたいんだよこんな戦争中の中死にたくないものあなたもそうでしょ？
文恵
うん･･･
お父さん
いいじゃないかお母さん
お父さん
いつも行かせてやってるんだから
お父さん
今度は俺が行くよ
文恵
お義父さん！
お母さん
もうそうやって甘やかすから行けないんでしょ！
お父さん
いいじゃないか別に
お父さん
明日言ってやるからな！
文恵
ありがとうお父さんお義父さん大好き！
学校
文恵
あっ百合子おはよぉー
百合子
？
文恵
あっそうか百合子は声が聞こえ得ないんだ
文恵
「百合子おはよう！」
百合子
「おはよう」
文恵
「今日の調子はどう？」
百合子
「いい感じ！」
みんな集まれー
文恵
なんだろう？
文恵
先生が呼びかけるなんて珍しい
3日後にお前らは海軍工廠で働いもらう
ええー！
文恵
嘘でしょ！？
文恵
14歳だよ！働かせるのはや過ぎない！
百合子
「もしかして死んじゃうのかな？」
文恵
「変なこと言わないでよ！」
百合子
「ごめん」
文恵
こんなの絶対ありえない
文恵
私はまだ家族と一緒に痛いの
文恵
入るもんか
家
お母さん
何よ！私の気持ち分かってくれないわけ！？
お父さん
そんなこと言ってねぇじゃねえか！
お母さん
はぁ！？やっぱりあんたと結婚するじゃなかった！
お父さん
こっちもだよ！
お母さん
もう知らない！
文恵
ん？お母さんお母さん！
文恵
どこ行くの！
お母さん
ほっといて！！
文恵
お父さん何があったの？
お父さん
少し揉め事でな
お父さん
だけどなんであんなこと言っちゃんたんだろう
お父さん
お父さんお母さんがいないとなんにも出来ないのに
お父さん
なんで生意気なんか言っちゃたんだろう
お父さん
ごめんね文恵お前を生きられないかもしれない
文恵
大丈夫だってお父さん
文恵
お父さんは私が守るから
お父さん
ありがとう💧ありがとう💧
文恵
もう泣かないで！
4月4日
文恵
はぁ明日で仕事かぁやだな
文恵
でも今日は休みだしゆっくりしよっと
文恵
あっ百合子だ百合子
百合子
「文恵ー！」
百合子
「こんな所で何してるの？」
文恵
「そっちこそ！」
百合子
私は本を買って来てって言われたの
空襲警報
文恵
やべ空襲警報だ
百合子
「どうしたの？」
文恵
「空襲警報がなってるよ」
百合子
「何それ？」
文恵
えっまさか記憶喪失！？
文恵
「とりあえず逃げよう！」
百合子
「なんで嫌！買わないとお母さんに殺されちゃう」
文恵
「そんなのいいよ！」
お前何をしている早く行くぞ
文恵
待ってください友達が
はぁ友達！？友達よりも自分の命の方が大切だろ！
文恵
ちょっとやめてくださいちょっと！百合子早く逃げて！
百合子
ふーんふーん
ヒューー「何かが落ちる音」
百合子
？
百合子
！？
ドカーン！！
文恵
そっそんな百合子！！
夜
文恵
どうしよう百合子が目の前で
文恵
いやいやこんなとこでめげちゃダメ！
文恵
お父さんに笑顔を見せないと
家
文恵
お父さんただいまなにこれ暗っ！
文恵
ちょっとお父さん隠れてるの
文恵
脅かしても無駄だよー
カチャッ「電気をつける」
文恵
お父･･･さん？
目の前でお父さんが首を吊っていた
文恵
嘘でしょいっいやー！！
第1部END
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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