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明日死ぬ君へ

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明日死ぬ君へ

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2023年11月05日

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明日死ぬ君へ

凛 潔

死ネタ注意

俺は、死期が近い人がわかる

一週間以内に死ぬ人の 頭の上には文字が浮かび上がる

そして、日数がどんどん減っていき

数字がなくなると、、、

おい、何ぼーっとしてんだ

りッ凛!

お前来んのはやいんだよ

まだ集合1時間前だぞ?

へへっ笑笑

凛だってこの時間に来てんじゃん♪

、、、フン

さぁ行こっか

、、、

ねぇロビン!行かないでッ

止めるな、、、ッエミリー

俺はお前に 死んでほしくないだけなんだ、、、!

私だって、、、!

あなたに、、、死んでほしくないのよッッ

あなたが死ぬくらいなら!私も、、、

エミリー、、、

ロビンッ

うッグスッ

お前、泣いてんのか?

だってぇグスッ

感動したぁポロポロ

ハッ、、、

母さん、、、会いたいよ、、、

人の死期がわかる 能力なんて残酷だ。

まだ小学生だった俺は母親の頭の上に数字があることを疑問に思った

何だと、思いながら過ごしていた 俺はその数字の意味を知る。

変な数字が消えたのたその日

目の前で車に轢かれた母は

この世から 消え去った。

、、、ポロポロ

出ないのか?

もう残ってるの俺らだけだぞ?

、、、わりぃポロポロ

でるかッニコッ

、、、

いや〜楽しかった

また行こうな

、、、フン

じゃ、また明日!

この瞬間 世界の歯車は 壊れてしまった。

またな、潔

プップップーーーーー!!!

え、、、ッ

グチャッ

鈍い音が街中に響き渡る

凛はよそ見運転の トラックに潰され引きずられた

凛の血の匂いがする

むせかえった

り、凛ッ?ゴホッゴホゴホ

なんでッ?数字出てなかった! なんで?なんで

なんでッ凛なんだよ、、、ッ

これ以上俺からッ奪わないでくれッッポロポロ

バサッ

ここは、、、どこ?

あれ、俺は、、、

凛は、、、?

気づいたら自分の部屋の ベットの上にいた

なんか嫌な夢を見ていた気がする。

、、、気のせいか

はやく準備しよう

おはよう、凛

、、、フン遅ぇ

まだ5分前だバカ笑

、、、チッ

悪かったって笑

じゃあ今日泊まってくか?うち

、、、仕方ねぇな

やった笑

とりあえず今からどこいく?

決めてねぇのかよ、、、

えー凛行きたいとこねぇの?

ドタドタドタッ

、、、潔ッ危ないッ

通り魔!?

ドンッ

凛ッ!?

グサッッ

う”ッ、、、ドサッ

凛ッ!?凛!?

俺を庇った凛の背中に ナイフが突き刺さる

昨日見た夢に似てる気がする

凛の血の匂いと 嗅ぎ慣れた柔軟剤の匂い

凛がいたんだ

さっきまでそこに

なんで凛なの?

また夢なの?

こんなつまんない夢 さっさと覚めて欲しい

バサッ

また、、、夢?

、、、血?

何故か俺の手には 血がまとわりついていた

この血の匂い、、、

やっぱり、 夢じゃない、?

なんど毎日を 繰り返しても繰り返しても

起きたら元通り。

毎回凛が死に、意識が遠のいて 気づいたら同じ日付、ベットの上

やっぱりおかしい

気が狂いそうだ。

潔?

ん?

俺さ、、、

うん

潔のこと、、、

うん、、、あれ

凛の頭の上に数字が浮かび上がってる

凛ッ、、、?

数字、、、じゃない?あれは、、、

「∞」

あんなん初めて見る、、、!

凛ッお前、、、!

なんだよ、、、っせぇな

今話してんだろ?

え、でもだって、!

待って凛死なないで!

危ない怖いよッ隠れて!

はッは?

凛ッ帰ろう?もう家に

、、、は?

いいからッグイッ

もう死なせない。なんと してでも俺が守るから

はぁはぁ

はぁ、なんだよ急に、、、

着いた!無事に着けた!

ここまでくれば大丈夫

おい!いい加減にしろよ

あッごめん

なんなんだよ

、、、

言えるわけない、、、

、、、飯作る、キッチン借りるぞ

ダメ、、、!!

あ?

お願い、やめて凛ポロポロ

今はなにもしないで、、、

潔?泣いてんのか?

ごめん、、、

、、、別に好きにしろよ

何食べたい?俺、作るよ

、、、オムライス

わかった

ザクッザクッザクッ

キャベツを切る音がだけが 沈黙の中を貫いた

あのさ、、、凛

あ?

さっき言いかけてたの、なに?

、、、崖の上でか?

そう

、、、好きな人ができた

え?

初めて人を好きになった

は?いや、え?

凛?何言ってるの、?

、、、

待って頭の中ぐるぐるする、、、

凛は誰が好き?

俺じゃない

俺じゃなかった

誰だよ

誰なんだよ?俺から奪うな

俺の大切なもの

凛ッ凛、、、!なんでだよっ凛!!

いッ潔!?

危ないッッおい!

グサッ

う”ッ、、、はぁ、はぁ

り、、、凛⁈

俺がやった

殺した

凛、、、ごめんね

潔、、、ッ

凛ッ、、、チュッ

あい、してる、

え?

あ、フラッ

バサッ

はぁッはぁ、はぁ

凛ッ凛、、、!

よかったまた夢だった、、、!

もうなんなんだよ、、、これも夢だろ?

、、、

薄々気づいてた。

俺が死ねば終わるんじゃないか?

おはよう潔

朝起きるとなぜかリビングに 凛がいた

朝飯、できてるから食えよ

、、、ありがとうニコッ

モグモグ美味しいよ

、、、

ねぇ凛、

あ?

好きだよ?

俺、凛のこと

、、、

凛は真っ直ぐ俺の目を見て 黙り込んでいる

凛、、、?

そうか、、、

でも、俺、、、

、、、?

もう、、、

「死んでるよ?」

、、、えッ?

お前が殺したんだろ?

、、、えッ?

は、、、えッと、、、?

潔ももう死ぬ。

やっと解放してあげられる

今までごめん

凛なに、どういうこと?

今日は、殺人鬼が家に入ってくる

は?

だからその前に俺を殺してくれ

殺人鬼がじゃなく、潔が俺を殺さば運命は変わる

運命に逆らおう

運命?

今日を 凛は死に続けて 俺は生き続ける 運命だった?

、、、今日から抜け出せるのか?

、、、あぁ

最初の日の今日に戻れる

、、、ッッ

最初の日の今日って、、、!

凛が突然トラックに轢かれた日

もし戻ったら凛は死んでるじゃん!

、、、

そんなの嫌だよッッ

戻りたくない。

今日を一生繰り返してもいいから!

「凛といたい!」

わがままいうな

お前が住む世界はここじゃないだろ?

、、、嫌だよ

さぁ俺を殺してくれ

運命が変わった瞬間、世界の軸も戻る

無理だ

凛を殺せない。

なんで

もう会えなくなるからッッ

戻ってから辛いのか?

なら、お前の記憶から糸師凛を消してやる

嫌だ!それだけはポロポロ

、、、はぁ

愛してる、潔

一緒そばにいろよ

、、、ッポロポロ

お前がどっか行っちゃうじゃんッ

ほら、殺人鬼が来ちゃう

、、、凛、俺も愛してるよ

ずっとそばにいて、、、ポロポロ

グサッ

うぁッ、、、フラッ

、、、ん

案の定、目の前は真っ赤に 染まっていた

沢山の人だかりの奥に 見慣れた瞳

ただその瞳の色は濁っていた

凛、、、ポロポロ

こわばっていた肩の力が 抜ける感覚

、、、凛の嘘つき

カンカンカンカン

すぐ行くね、凛ポロポロ

キュイーーーン!!

ドチャッ

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