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妖怪と人間(中太)

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1話:本の世界

♥

470

2023年06月27日

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これは 太宰さんが武装探偵社員ではなく ポートマフィアにいる世界線

太宰

……っ…ここ…は…(起き上がる)

どうやら気を失っていたらしく 気がつけば知らない場所にいた

太宰

…一体何が…ここはどこだ…

太宰

確か私は……

ー数時間前ー

とあるカフェで太宰と中也は 武装探偵社の社長を暗殺する計画を 立てていた

太宰

社員達の能力は厄介だね
(資料を見ながら)

中也

そうだな

太宰

まぁ社員は全て中也が倒すとして…

中也

おいこら、なんで俺1人なんだよ

太宰

え?だって私戦闘には向いてないし

中也

…(何も言えねぇ)

カランカラン♪

誰かが入店した

キョロキョロ(周りを見渡す)

ねぇねぇ君達〜♪
(2人の方に行く)

中也

あ?

太宰

?…(資料をポッケに入れる)

中也

誰だてめぇ(睨む)

まぁまぁ、僕の事はいいから

君たちに聞きたいことがあってね
(本を取り出す)

太宰

武装探偵社の君が私たちに何を聞きたいんだい…?

君たち

妖怪にご興味は?(ニヤッ)

中也

は?

太宰

乱歩は本のページを開けて 2人に向けた

中也

太宰

!?

突然本が光り2人を 本の中に吸い込んだ

これでよし、パタンッ(本を閉じる)

出られるといいねお二人さん(ニコッ)

太宰

…という事はここは本の中…

太宰

はぁ…何とかしてここから出ないと…

太宰

中也とはぐれちゃったし…最悪…

太宰

とりあえず、中也を探すか

太宰

スタスタ

太宰

誰もいない、とても静か…

太宰

自殺にはピッタリの場所だ

太宰

だがロープは今手元にない…

太宰

ほかの自殺方法を考えなくては…

そう言いながら歩いていると 近くで水が流れる音が聞こえた

太宰

太宰

水の音…

太宰

という事はこの近くに川が!?✨️

太宰

入水自殺が出来るじゃないかぁ!✨️

太宰

タッタッタッタッ

太宰は水が流れる方へ走って行った

ガサガサ

太宰

太宰

川発見!✨️

太宰

…でも浅いな…

太宰

あーあ、こんなのじゃ死ねないよ…
(しゃがんで水をバシャバシャする)

あー! クソ鴉野郎そこにいたのかぁ!//

背後から誰かの声がした

太宰

!(振り返る)

鬼 中也

ヒックッ…//

鬼 中也

探したんだぞぉ//

彼は片手に酒を持ち酔っ払っていた

太宰

ちゅ…や…??(困惑)

その人はすごく中也に似ていた

太宰

鬼………

太宰

酒………

太宰

なるほど……酒呑童子か…

鬼 中也

今日は逃がさねぇからなぁ//(近づく)

太宰

…(めんどくさい奴と会ってしまった)
……(離れる)

鬼 中也

ガシッ、グイッ(腕を掴み引っ張る)

太宰

…っ!?

太宰

ドサッ(彼の方に倒れる)

鬼 中也

捕まえた//(微笑む)

太宰

っ…離して…

鬼 中也

やーだ//

鬼 中也

もう逃がさねぇからなぁ//(耳元)

太宰

ビクッ

鬼 中也

ギュゥ(抱きしめる)

太宰

ぅ……(中也ぁぁ助けてぇぇぇ)

その頃中也は…

中也

なんなんだよてめぇぇぇっ!

鴉 太宰

ねぇねぇ
君人間の中也だよね!?✨️

中也

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
着いてくるんじゃねぇぇぇ!!

鴉太宰に追いかけられていた

鴉 太宰

なんで逃げるの〜?
(飛びながら)

中也

うるせぇぇ!!(逃げながら)

鴉 太宰

あ、そっちは…!

中也

ん?うおっ!?

ドサドサッ(落とし穴にハマる)

鴉 太宰

あちゃー…

鴉 太宰

そっちは落とし穴があるって言おうとしたんだけど……

中也

てめぇ……ふざけんじゃねぇ……

鴉 太宰

大丈夫?
手貸そうか?

中也

要らねぇ、、
てかお前やっぱ太宰だろ!
なんっ…だよっ!その格好!
(落とし穴から出る)

鴉 太宰

あはは、私は君の知っている太宰では
無いよ(地面に降りる)

中也

…は?どういう事だ

鴉 太宰

君はここがどこか分かるかい?

中也

森の中…だろ?

鴉 太宰

まぁ、今いるのは森だね

鴉 太宰

ここは本の中だよ

中也

本…?

鴉 太宰

そう、まぁもっと詳しく説明すると
異能で作られた世界

鴉 太宰

君達の元に探偵服を着た少年が来ただろう?

中也

あぁ、あいつか

鴉 太宰

その少年が持っていた本に君たちは
吸い込まれたって訳

中也

………

鴉 太宰

あれ?おーい、大丈夫〜?

中也

なるほど、、

中也

つまりてめぇは太宰の偽物って訳か

鴉 太宰

偽…いや、まぁ、
そう…なるか…

鴉 太宰

ん?…てことは人間の私もこの世界にいるってことか……

鴉 太宰

すごく会いたいっっ✨️

中也

じゃあ探すの手伝え

鴉 太宰

もちろん

鴉 太宰

それと、君は最初に
私と出会えて良かったね

中也

…は?何も良くねぇよ

鴉 太宰

いやいや、ほんと私で良かったよ

鴉 太宰

こっちの中也に会っていたら
多分大変な事になっていたからね

中也

?こっちの俺?

鴉 太宰

うん

鴉 太宰

酒呑童子って知ってる?

中也

あぁ、酒飲む鬼の事だろ?

鴉 太宰

うん、その人が君

鴉 太宰

こっちの中也は酒呑童子
いつも酒飲んでて
酔ってる時に会うとすっごい面倒臭い

中也

マジかよ

鴉 太宰

それに酔ってる時は襲われやすい…

鴉 太宰

私は何回か襲われかけたけど飛んで逃げたよ✌️

中也

は…

中也

ちょっとまて…

中也

今襲われかけたって言ったよな?

鴉 太宰

?うん

中也

もし酔った状態でこっちの太宰と会っていたら…

鴉 太宰

あー……終わりだね

中也

…ブワッ(殺気)

鴉 太宰

わぁ…すごい殺気……怖っ…

中也

おい鴉…

鴉 太宰

ハイッ

中也

そのクソ鬼野郎がいる場所まで連れて行け(ニコッ)

鴉 太宰

ワ、ワカッタ…(汗)

鴉 太宰

あ、でもここからじゃすごい距離あるよ?

鴉 太宰

私は飛んで行けるけど君は…

中也

俺は異能があるからそれで行く

鴉 太宰

ここ異能使えないよ?

中也

は?

中也

嘘だろ?

鴉 太宰

ほんとほんと、嘘だと思うなら実際にやってみたら?

中也

…異能力

中也

重力操作…

いつもみたいに異能を出そうとした

中也

…なっ…

だが異能は出なかった

鴉 太宰

ね?言ったでしょ?

中也

なんで…

鴉 太宰

さっきも言ったけどここは本の中

鴉 太宰

外の世界では異能力者だがこの世界ではただの人間として扱われる

中也

中也

じゃあ俺を抱えて連れて行け

鴉 太宰

言われなくても最初からそうするつもりだったよ
(中也を担ぐ)

鴉 太宰

じゃあいっくよぉー!

バサッ(空を飛ぶ)

2人は鬼中也と太宰の元へ向かった

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