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春はとても暖かく

その中で

私はあの高校の門を通る…

私はそう思っていた

なのに…

なんだよここ!

今、春だよな?

なんで桜が咲いてないんだ?

何故「緑」?

え?というかそもそも桜の木じゃないのか?

いや、桜置けよ!

そんな感じで、学校に文句を心の中で言いながら錆び付いた門を通ろうとしていた

???

お姉ちゃん待ってよ!

???

もー、あんた遅いのよ!

???

いやいや、フツーあんなに早く朝起きるヤツいんの?!

???

ここにいるじゃない!

???

お姉ちゃんは例外だよ!

なんて会話が後ろから聞こえてくる

朝っぱらからスゴいな…

兄弟なんていないから

朝からそんなに怒鳴ることなんてないし

ホントにこんな姉妹いるんだ

なんて感心していた

すると、真後ろから

というかほぼ耳元で

すんごく大きい声が聞こえた

???

早く歩いてよ!

うるっせぇー!

???

へ?!

痺れを切らした私はつい怒鳴ってしまった

あ、す、すみません!

そう言い、後ろを向くと真逆と言っていいような女子が二人いた

片方はロングで 「ザ・清楚」 って感じで

もう片方はショートカットで、カッコいいというよりかは可愛いくてヤンチャって感じ

まあ、どっちも可愛いことは変わらない

???

す、すいません…

と、ロングの人が言う

すかさず私も

あ、いえこちらこそ…

と言った

すると、ショートの人がこちらをまじまじと見だしはじめた

な、なんですか

???

いや、どっかで会ったことがあるような気がして…

???

あ、という名前言ってなかったわ

???

鈴木 天音です!

天音

そして、この人は…

???

自分で言うよ!

???

2年の鈴木 寧音です

寧音

というか、自己紹介じゃなくて謝りなさいよ!

天音

あ、そうだった!

天音

ごめんなさ~い

あ、うん…

天音

何か見たことあるんだよな~…

天音

あ!

天音

思い出した!

天音

襟校の受験会場にいた人だ!

寧音

襟校ってアンタが受けたあの襟校?

天音

うん!そうだよ!

天音

いや~奇遇だね笑

天音

私も落ちてここに来たんだよ!

「私"も"」って言葉がすごく引っかかる

確かに私は落ちた

でも、こんなに呑気なヤツとは一緒にされたくない…

人違いです。

私は襟校なんて受けてません。

天音

またまた~笑

私は違う…

私はあんたみたいに落ちて呑気に振る舞えるやつじゃない!

天音

え?

私は…

これに…

命をかけたんだよ!

私はさっきと同じようにまた走り出した

寧音

あ、ちょっと!

こうして私は次の日から不登校になった

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