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クラスの36人が教務室に行った時
稲西鈴華
鈴華はそう呟いた
今の私はいじめられっ子だが
昔の私はそのような人ではない
少し前までは明るめのクラスのリーダーのような人だった
そんな感じだった
高校一年生の夏までは……
ある日私はとんでもないことをしてしまった
原田匠
原田匠
利根田美羽
原田匠
利根田美羽
原田匠
利根田美羽
稲西鈴華
その時クラスが騒然とした
稲西鈴華
原田匠
稲西鈴華
稲西鈴華
原田匠
匠は鈴華の胸ぐらを掴んだ
利根田美羽
原田匠
原田匠
原田匠
稲西鈴華
この時は軽い気持ちだった
どうせ口だけだろう
そんな予想を大きく上回った
次の日から私へのいじめが始まった
そこで私はある決意をした
今までの友達と縁を切った
友達が一緒にいるとその後までいじめの対象となると思ったから
私はあの日 全てを失った
利根田さんは何も悪くない
首を突っ込んだ私が悪いんだ
その時期から私は一人の時間を作るようになった
そのひとつの行動として
屋上で弁当を食べた
その理由はもうひとつ
「すぐ死ねるように」
人生の面白さを失った私は自殺へ興味を持った
それが経緯だ
あんなみんなで言いに行くってことはみんな私を気にかけてるってことかな
そんなわけないか
期待したら外れた場合の悲しみが大きいので期待などしない
ある日一人のクラスメイトが屋上に来た
稲西鈴華