ねえ、ひな？聞こえてる？ 十年前

私は河瀬比奈通称ひなまち！ JK一年目！ 姉と二人暮らしをしている 父と母は私が小学生の時に事故で 亡くなった それからは姉が将来の夢を諦めてでも私のために働いてくれていた

朝ごはんを食べ、支度をして私は学校へ向かった

こんな感じで変わりない日々を送っていた

今日は日和の家にお泊まり

一方男子のお泊まりは

次の日 休み時間

『ねぇ』

彼女になってくれませんか？

ひなの目には涙が

そうして私達は付き合い始めた すごい幸せ！ でも神様は意地悪だった ５年後 私は大学へは行かず、蒼と結婚して、専業主婦となった

ある朝

その夜 ご飯を食べている時

ﾀｯﾀｯﾀ

その嘔吐には血が混ざっていた

あおいは急いで救急車をよびひなは病院へ 検査をいろいろやった 結果

その後2人は比奈へ病気、妊娠のことを全て話した

そこからあと、７ヶ月間という短い時間でやりたいことをたくさんやった。少しでも蒼の思い出に比奈の思い出になるように

そして６ヶ月後

七緒が産まれた 健康な女の娘 名前の由来は 虹のように何色も輝いて、この広い世界で輝いて欲しい それを比奈が考えた

『最後に私が生きた証を残したい』

ハイチーズ 📸 ｶｼｬｯ

その顔は皆笑っていた

『私が生きた証』 忘れないでね！

大好き

比奈は春の終わりの日に桜が散るように 静かに深い眠りについた

現在に戻り

３人の声は届いただろう 皆には 『ありがとう』 そう比奈が言ってるように聞こえてきた

僕らは約束した ４月１０日 比奈の命日に 必ず あの、病院の前の 大きな桜の下で 空を見上げ 比奈と会話をする もし、本当に比奈と会話が出来るなら 僕はこう伝えたかった

『比奈の生きた証は一生忘れない』

たった一言を 桜の散る木の下で