本橋 鈴
本橋 鈴
俺は優しく鈴の頭を撫でた。
如月 琉生
如月 琉生
優しく鈴を包んだ。
如月 琉生
如月 琉生
本橋 鈴
本橋 鈴
鈴は俺の腕の中で 声を殺して泣いた。
なぁ、鈴。
俺さ、鈴に言わないと いけないことがある。
もし、願いが叶うなら
鈴のそばにいさせて下さい。
若草 椥
どこだ、ここ。
真っ暗だ。
前も後ろもどこも光がない。
どこが前なのかも分からない。
俺、何してたんだっけ?
俺は少し前に進んだ。
若草 椥
俺はドアノブをクルリと回した。
若草 椥
そこには花畑が広がっていた。
若草 椥
花畑の中に1人
若い女性が立っていた。
若草 椥
女の人は俺に気づいたのか こちらに向かって走ってきた。
若草 椥
若草 椥
若草 椥
若草 椥
若草 椥
若草 椥
椥の母
椥の母
椥の母
お母さんは膝を床について顔を両手で隠しながら泣いた。
若草 椥
若草 椥
若草 椥
若草 椥
椥の母
椥の母
椥の母
若草 椥
若草 椥
若草 椥
若草 椥
椥の母
椥の母
若草 椥
若草 椥
椥の母
椥の母
椥の母
椥の母
椥の母
若草 椥
椥の母
椥の母
椥の母
若草 椥
若草 椥
若草 椥
椥の母
椥の母
椥の母
椥の母
若草 椥
椥の母
椥の母
椥の母
椥の母
椥の母
若草 椥
俺はお母さんに抱きついて泣いた。
椥の母
椥の母
椥の母
椥の母
椥の母
椥の母
椥の母
お母さんが後ろを指差した。
若草 椥
俺は後ろを振り返った。
若草 椥
後ろにはひとつの光。
向こうのドアの所で1人の男が手を差しのべていた。
若草 椥
若草 椥
何かいけないといけない気がする。
若草 椥
若草 椥
椥の母
椥の母
椥の母
若草 椥
俺はゆっくりとあの男の方へ歩き出した。
もう振り返らない。
若草 椥
刹那 真白
刹那 真白
若草 椥
ドアの所に立っていたのは
真白
お前だったんだな。
若草 椥
若草 椥
俺はドアの向こう側にいる真白に抱きついた。
若草 椥
刹那 真白
刹那 真白
刹那 真白
目を開けると
そこには
今、一番会いたかった
君がいた。
刹那 真白
若草 椥
コメント
7件
続きが気になる〜
もちろんです
よければ、君の中で僕は叫ぶ/いつかこの世界から消えるなら/最後の秋、君に花束を贈る。も見てみてください! by 雨恋