2人に声をかける。 さっきの事はみんなに内緒にしようと心の内に秘めた。

唯華は乙音と謙太郎にそこそこ物が詰まったビニール袋を見せた。

謙太郎と乙音もうんと了承する。

"先生の部屋"と聞くと先生とキスしたのを思い出してしまった。

そんな事を思っていると階段を 下りる音が聞こえてきた。

ふと、乙音はハッと思い出す。

2人はえっと驚いたが、その時唯華は察したような感じがした。

乙音は早急に2階に上がり、先生の部屋へと向かった。 数分たって階段を下りる音がした。

慌てて唯華はリビングの時計を見ると、昼の12時だった。

その言葉に謙太郎と乙音は「そうだね」と了承した。 こうして3人は先生の家から出た。 3人は真っ直ぐ家に帰る事を決意した。

百合は布団から起き上がるとすぐ側にある机の上にある紙に目に入った。

先生は机にある紙に手をつける。 そこには乙音からのメッセージだった。

桐川先生へ 体調大丈夫ですか？ 今日はゆっくり休んでまた学校来てください！待ってまーす！ By，乙音

そう先生は笑う。

そう言って先生はまた布団に潜り込み、乙音の笑顔を想像しながら眠りについた。